初めてのパタヤ
恐らくバンコクの発着枠が満杯なので、近くのパタヤに就航したのだと思いますが
バンコクから南にバスで2時間走ったところにあるリゾート地です。
今回は現地でお休みがあるノンビリとしたパターンなので
まるでバケーションに来ているみたい
ホテルに到着して、とりあえず着替えてビーチをジョギングしたら赤い砂浜でとても綺麗でした。
夜はウォーキングストリートと呼ばれる歓楽街を徘徊してきましたが
大勢の中国、韓国からの観光客で道路が塞がっていて思うように道を歩けない、、、
通りには所謂ゴーゴーバーと呼ばれるお店がたくさんあって、美しいタイ人女性やロシア人女性が強引な客引きをしていましたが、、、なんだか日本の温泉街を思い出してしまうのは私だけ???
2日間リゾート地でノンビリ、、、、こんな仕事なら毎月でも大歓迎です。
それにしても「パタヤ」と聞くとどうしても、その昔フジテレビで放映されていた
「笑う犬の冒険」のコント
パタヤビーチにようこそ〜
を思い出すのですが、、、、これ今放映したらいろいろな問題がありそうだな〜
FAA航空身体検査
教官任用訓練で教官訓練生右席、私が左席という変則的な編成でした。
今回、バンコクで少し時間があったので7年ぶりにFAAの航空身体検査を受験しようと思い、事前に調べてみるとホテル近くの
「バンコク病院」
でFAAの認定医師がいたので早速予約をとって行って来ました。
予約の電話をいれると
病院「MedXpressを終わらせてから来てくださいね〜」
私「何ですかそれ???」(゚д゚)?
MedXpressなんて聞いたこともありません。
詳しく聞いてみると、どうやらオンラインのアプリケーションのようで、、、
7年も経つと完全に浦島太郎状態です。
言われるがままに、FAAのウェブサイトからMedXpressにアクセスして必要事項を記入
全ての記入を終えると、確認番号が表示されるので
これを控えて病院に行って来ました。
病院に到着したら予想以上に近代的な大きな病院でビックリ
ちょっとした日本の大学病院くらいの規模です。
施設も新しくて清潔、、、、
昔からタイ政府は医療ツーリズムに力を入れていると聞いていましたが、なるほど納得って感じでした。
航空身体検査の検査機器も日本の航空身体検査で使っているものと全く同じ。
3時間位で全ての検査を終えて無事に航空身体検査証を受領して帰ってきました。
FAAの航空身体検査を取得したので、アメリカに行って久しぶりにプロペラ飛行機にでも乗ろうかな〜
職種変更
朝からフライトでプーケットに行く予定が、家を出る直前にスケジュール変更でシミュレーター訓練
頭の中はタイ料理だったのに残念、、、、
訓練は夕方からだったので、しばらくノンビリしてから訓練センターに出社
訓練生は自社養成の二人組でイエメン人とセイシェル人
何処かで見覚えのある顔だな〜
と思いながらブリーフィング開始しようとすると
セイシェル人訓練生「教官! 私のこと覚えていますか?」
私「うん、、、何処かで会った気がするんだけど、、、、」
セ「5年前に広州へのフライトで一緒に飛びました!」
私「一緒に???」
セ「当時はまだ客室乗務員だったんですが、日本人の機長が珍しくて、いろいろと話しを伺ったんです。」
私「お〜!!あの時の!」
セ「はい!」
私「、、、って覚えてないけど」(;´∀`)
どうやら客室乗務員からパイロットに職種変更したようです。
最近、多いな〜
客室乗務員からパイロットへの職種変更
仕事始めはバンコク
冬休みも終え、2018年の仕事始めでバンコクへ
今年も訓練がたくさん、、、初っ端から機長昇格訓練でB777の右席教官業務です。
既に副操縦士時代に何度かB787で一緒に飛んだことのあるフランス人の訓練生なので気心も知れていて、少しばかりリラックスしたフライトになりました。
今回のバンコク便は2泊ということで比較的スケジュールに余裕があったのですが、、、
行く先々で偶然にも現地在住の友人に出会い
旧交を深める、、、、というか飲み会続きの滞在となりました。
夜はナイトクラブに連れて行ってもらってストレス発散
翌日には、ばら寿司を食べに連れて行ってもらい
なんだか休暇なのか仕事なのかよく分からない滞在となりました。
いいな〜、、、、バンコク
いろんな意味で。
冬休み
初日の出ジョギングから冬休みに突入して
暖かいベトナムで9日間、ノンビリとした時を過ごして
リフレッシュして帰ってきました。
毎朝、ベトナムのお粥やフォーを食べて
午前中にジョギングして
昼寝、読書、、、、
あまりにもノンビリしすぎて、人生についていろいろと考えてしまいました。
久しぶりに聞いたミスチルで涙を流しながら、、、、
果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
癒えること無い傷みなら いっそ引き連れて
少しくらい はみだしたっていいさ
oh oh 夢を描こう
誰かの為に生きてみたって
oh oh Tomorrow Never Knows
心のまま僕はゆくのさ誰も知ることのない明日へ
あ〜、心のまま生きたいな〜
ということで、明日から現実に戻って仕事頑張ります。
初めてのベルリン
787から777への機種移行訓練でフランス人機長と初めてのベルリンにやってきました。
飛行中、コックピットにコーヒーを持ってきてくれた若いキャビンクルーさん
キャビンクルー「キャプテン、ベルリンでのご予定は? みんなで出かけるんですが、一緒にいかがですか?」
私「特に予定は無いけど、寒いから遠慮しておくよ」
キ「残念、、、わかりました」
私「けど明日の朝は早起きしてベルリンの壁を見に行こうと思ってるんだ〜」
キ「何ですか?ベルリンの壁って???」( ̄ー ̄?)
私 ´・ω・) 「・・・」
あれ???
もしかしてベルリンの壁崩壊を知らない世代?
とちょっとジェネレーションギャップ。。。
到着が夜だったので、ホテルに到着したらとりあえず着替えて近くのバーで
カレーヴルストとドイツビール
外が気温マイナス3度ということもあり、冷えたビールが更に美味しく感じます。
「いや〜、寒い日は冷えたビールが最高!」
と冬なのに日本酒の熱燗が飲めない自分を励まします。
翌朝は早起きして予定通り西ベルリン→東ベルリン→西ベルリンをジョギング
ポツダム広場 〜 ブランデルグ門 〜 ベルリン大聖堂 〜 旧東ベルリン市庁舎 〜 旧国境検問所(チェックポイントチャーリー)〜 ゲシュタボ収容所跡
とぐるっと走ったのですが、今更ながら平和の尊さを実感して帰ってきました。
ということで、今日はこれからベルリンからの復路で仕事納め。
今年も1年間、周りの人達、そしてブログ読者さんの応援や支えがあって安全運航を行うことができました、
来年も引き続きよろしくお願い致します。
そういえば、、、、おまけになりますが
昨日、ベルリンに到着したら隣にハリボジェット、トロピカルフルーツ味が駐機されていました。
TUI航空というドイツの格安航空会社グループですが、いろんな塗装があって見かける度に心が和みます。
それでは、みなさま良いお年をお迎え下さい。
忘れ物。。。
公共交通機関は繁忙期、、、、ということでクリスマスも無く働きます。
パキスタンの首都カラチまで審査便
機長と副操縦士の1年1回の路線審査ということでコックピット後方にある
ジャンプシートに座って審査をしてきました。
お二人とも優秀なので、特に大きな指摘事項も無くカラチに到着してフライトが終了
その後、コックピットを片付けて客室に出ると
キャビンクルーと地上スタッフが客室内でざわざわ
もう全てのお客様は降機されてるはずなんだけど、、、、
私「どうしたの?何かあった?」
キャビンクルー「あの、、、お客様が、、、、」
私「???」
キ「お子様をお忘れになって、、、、」
となんだかとっても気まずそう。
ざわついている先を覗いてみると
5才くらいの女の子がエコノミークラスの座席にポツン。。。。
どうやらご両親が娘を機内に残したまま降機されて
ターミナルに行っちゃったみたい。
5分くらいして地上スタッフの無線機に両親発見のお知らせがあり
暫くするとお父さんとお母さんが3人のお子様を連れて迎えに来ました。
兄弟が多いので子供の数を数えないまま降機されたようで、、、、
泣きそうになりながらも、じっと座って待っていた女の子がとっても印象的でした。
ガトウィックの休日
ロンドン生活も早いもので1週間
ず〜っと小雨の降る曇り空でしたが、朝起きると青空が、、、、幸運にも仕事はお休み!
ということで、すぐに着替えてジョギングに出かけました
今にも熊と出会いそうな林道をのんびりと
気温4度でヒンヤリとしていましたが、日が当たるとポカポカ
青空と芝のコントラストが気持ち良かったです。
走り終えてシャワーを浴びたらお腹が減ったので町を散策
通りすがりのレストランで「アフガニスタン料理」 の看板が目に止まり
とりあえず入ってみると、気前の良いアフガニスタン出身のおじさん(店主)が出迎えてくれました。
これまでの人生で1度もアフガニスタン料理を食べたことが無いので、一番ポピュラーな物を食べてみたいと言うと
↓ 「カラヒ」と「ナン」
を作ってくれました。
香辛料がたくさん入っていてスパイシーなチキンの煮込みって感じの料理でとても美味しかったです。
まだまだ世界には自分の知らない美味しい料理があるんだろうな〜、、、、と物思いに耽る充実したお休みとなりました。
初めてのガトウィック
日本でロンドンに旅行に行くと言うと、まずヒースロー空港を思い浮かべますが
ロンドンには
ロンドン・ヒースロー空港
ロンドン・スタンステッド空港
ロンドン・ガトウィック空港
と4つの主要な空港があるんです。
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追記(2017.12.19)
ふと思い出したのですが、ロンドンにはもうひとつ
「London City Airport」という 空港もありました。
ロンドン中心部から東に11kmに位置する空港で主にリージョナルジェットの離着陸に使われています。
なのでロンドンにある主要な空港は5つです。
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それぞれの空港には大まかな住み分けがあって
ヒースローはメジャーエアラインの旅客便
スタンステッドは貨物便
ルートンはプライベートやチャーターのビジネスジェット
ガトウィックは格安航空会社の旅客便
という感じで運用が行われています。
で、今回は出張で初めてのガトウィック
ロンドン・ヒースローまで飛行機で行って、そこから車で約1時間弱
Boeing Flight Services Gatwick Campus
までやってきました。
シンガポールキャンパスはかれこれ数回行ったのですが、ガトウィックキャンパスはこれが初めて。
現在シミュレーターが
787 x 4
777 x 1
737NG x 1
737MAX x 1
と7機あるのですが現在訓練センターを増設中で、来年以降あと4機のシミュレーターが導入され
ボーイング社の訓練センターではアメリカ国外で1番大きいものになるそうです。
ということで滞在しているホテルにはエアラインの訓練生がたくさん、、、、
777のシミュレーターを借りて自社の訓練を行うため、2週間の長期出張なのですが毎日ボーイングの教官やいろんなエアラインのパイロットとの出会いがあり退屈することがありません。
ホテルのロビーには大好きな暖炉もあるし、、、、
意外と快適なロンドン郊外の生活です。
パイロットの休日
先日のエントリーでヲタさんに頂いたコメントを読んで、ふと思ったのですが
友人にもエアラインパイロットがいますが、一般の社会人と比べて休みが多いと感じます。
個人的には一般の社会人の方が休みが多いと感じていたので、ちょっと比較してみました。
一般の職場の場合、
年間52週として、週休2日で 52x2=104
国民の祝日、年間16日を加えると 104+16=120
年間20日の有給休暇を加えると 120+20=140
ということで、年間140日の休みがあります。
エアラインパイロットの場合、
月の公休が10日で 12x10=120日
年間20日の有給休暇を加えると 120+20=140日
ということで、年間140日の休みとなります。
あれ?
同じだ、、、
やっぱり隣の芝は青いってやつでしょうか?
エアラインパイロットの場合、GW、お盆、年末年始といった繁忙期に休みをとれないので、必然的にサラリーマンが働いている時期にまとまった休みをとります。
あと国際線を飛んでいると、深夜勤務が多いので日中暇そうしているように見えたりもするので、エアラインパイロットの方が社会人より休みが多く見えるのかもしれませんね。