ハイジャック??
ホーチミンに着陸してターミナルに向かう途中、管制官から指示が
管制官「予定していた19番ゲートはまだ出発機がいますので、隣の18番ゲートに入って下さい。」
ごくたま〜にですが、こういうこともあるので指示されたとおりにお隣のゲートに入って停止。
地上での滞在時間が3時間なので、とりあえずランチと思いチーフパーサに一言断って副操縦士とターミナル3Fにあるベトナム料理屋さんへ
飛行機のよく見えるテーブルに座り、ベトナムヌードルを堪能していると整備員の人たちが忙しそうに我々の飛行機の周りを動き回っています。
で、しばらくすると飛行機に牽引車をつけて、もともと予定していた隣の19番ゲートまで移動させていました。
「自分の操縦してきた飛行機がこうやって動くのって、滅多に見る機会がないよね〜」
(*´∀`*)
なんて副操縦士と話しながら呑気にベトナムヌードルをすすっていました。。。
昼食も食べ終わり、二人して飛行機に戻るとチーフパーサーが興奮状態で我々に駆け寄ってきて
チーフ「あなた達がいない間に、飛行機が勝手に動き出したのよっ!!」
「うとうとしていたから動いた瞬間、ハイジャックだと思ったわよっ!!」
「他のキャビンクルーとどうやって飛行機を止めるか話し合ったのよっ!!」
(; ・`д・´)
どうやって勝手に動き出した飛行機を止めるか、、、、う〜ん、、、、かなり悩んだんだろうなー
悪いことしたなー、、、、ちゃんと出かける前に一言断ったしな〜
なんて思いながらコックピットに戻ると整備員さんがいたので、そのことを話すと
整備員「すみません、キャビンのみなさんがお休みになられていたので、気をきかせて声をかけませんでした。」
ってベトナム人の日本人的な気遣い。。。
彼の優しさも理解できますが
「次回から寝ていてもいいから、一言声をかけてあげてね」
と一言伝えておきました。
確かにコックピットに誰もいないはずの飛行機が動き始めたら、ちょっと怖いかも。