FLIGHT LOGBOOK

パイロットの日記

          最近の出来事

          2018.06.04 初めてのダブリン

          2018.05.18 初めてのイスタンブール

          2018.05.13 初めてのハノイ

          2018.02.07 初めてのパタヤ

          2017.12.30 初めてのベルリン

          2017.06.05 B777資格再取得




急患発生

ワシントンからの帰り道、フライトの前半が休憩だったのでノンビリと過ごした後コックピットに戻ると


左席の機長がMedLink(救急医療サービス)と衛星電話を使って通話中

右席の副操縦士は地図を広げて最寄りの空港を探している模様



邪魔しないように、ジャンプシートに座って話しを聞いていると機内で急患が発生した模様、状況はかなり深刻で場合によっては最寄りの空港に着陸するという話。。。





クルー交代の時間なので通常のブリーフィングに加え、患者の状況、今後の対応を申し受け、クルーチェンジ。


幸運にもお客様の中にお医者様と看護師さんがいたので、状況を確認しながらMedLinkのドクターとも衛星電話で会話をしながら最寄りの空港にいつでも向かえるように準備。

ちょうど北大西洋から地中海上空に入ったところだったので、経路上で医療施設があり我社の飛行機を受け入れてくれそうなところは、

マドリード

バルセロナ

アルジェ

チュニス

こんな時に頼りになるのが我社の多国籍クルー、第2機長が日本人の私、第2副操縦士はスペイン人、第1機長はイギリス人でアラビア語が堪能、第1副操縦士はカナダ人でフランス語、イタリア語、ドイツ語が堪能

もちろん管制官との交信を含め機内での共通語は英語ですが、どこの空港に向かっても現地語で細かな状況を管制官に伝えることができるのってとっても心強いです。



5分後、MedLinkのドクターからの指示で、機内搭載の薬を投与した後、30分後状況を再度MedLinkに報告する。

とりあえず状態が安定したようなので引き続き飛行を続けても大丈夫


それでも様態が急変した場合に備え、常にすぐに着陸できる空港を探しながら飛行を続けて結局目的地に到着。





久々に緊張したフライトでした。