LOSA (Line Operations Safety Audit)
そういえば、先日のヨハネスブルグへのフライトでパイロットとして初めて
LOSA
というものを受けました。
Line Operations Safety Audit
日本語に訳すと「運航安全監査」という感じでしょうか?
日本語にすると物々しいですが、第3者の視点で日常の運航をモニターして、クルーがどういった(主にヒューマンエラー)マネージメントをしているかを記録し、不安全要素を分析しましょう!っていうもので、
我が社では4年に一回くらいのペースでやっているらしく、FAAとICAOの協力の下、テキサス大学によって開発されたプログラムのようなものです。
期間は3ヶ月くらいで500便近くの運航をモニターするとか、、、
で、運良く(運悪く?)それにあたってしまいました。
飛行準備のブリーフィングからLOSAのプログラムで訓練を受けた監査役が立ち会い、何やら横で我々の行動を監視。
もちろん、飛行機に行ってもオブザーバーシートに座ってこちらの動きを監視。。。
別に審査じゃ無いし、何も文句を言われることも無いので気にしなければよいのですが、なぜか気になってしまう。。。
結局、何事も無くヨハネスブルグに到着しましたが、クルーに対して直接何のフィードバックも無し。
数カ月後にTLC(LOSAの運営会社)から航空会社に対して不安全要素を分析したものが届くらしいのですが、果たしてその分析をどう会社が実運航に活かすのか?非常に興味があります。