FLIGHT LOGBOOK

パイロットの日記

          最近の出来事

          2021.10.05 初めてのセーシェル

          2020.02.05 初めてのマイアミ

          2020.12.21 初めてのカトマンズ

          2020.04.13 初めてのアテネ

          2020.02.15 初めてのロンドン・ガトウィック

          2019.07.01 初めてのマラガ

          2017.06.05 B777資格再取得




安全阻害行為

一年一回の定期訓練の一つで「Safety and Emergency Procedure」の授業を受けてきました。

授業の中でお客様による安全阻害行為(機内迷惑行為)の話になり、

過去に機長として乗客に「禁止命令」を出したことがあるか?

という質問がありました。


考えてみたら今の会社に転職してもうすぐ2年になりますが、1枚も出したことがありません。

周りの機長や客室乗務員も出したことの無い人がほとんどで、ただ一人の客室乗務員が6年前に1度だけ出したことがあるっていう程度でした。



しかしながら私の場合、過去にJALWAYSで働いていた5年間に3枚ほど禁止命令を出した記憶があります。

これが日本の航空会社で働くパイロットとして多いのか少ないのか?今となっては比較する人たちが周りにいないので分かりませんが、

日本-ホノルルという路線の特性上、初めての海外旅行というお客様が多く、ついつい飲み過ぎて酔った勢いで、、、、安全阻害行為→禁止命令といったケースが多かった記憶があります。


酒の席では無礼講、、、、とか

酔ってたから仕方が無い、、、、とか

日本人は特にお酒を理由に言い訳する傾向にありますが、そのあたりは外国の方が厳しいのかもしれませんね。


結果的に海外の航空会社の方がお酒に起因する安全阻害行為が少ないのかも?なんて一人で考察していた定期訓練でした。