混雑空域
今月2回めのミュンヘンへやってきました。
相変わらずヨーロッパの空は大忙し!
東欧の上空に入ったあたりから空域が混雑し、徐々に忙しくなってミュンヘン近くでは管制官はず〜っと喋りっぱなしの状態でした。
ちなみに、ヨーロッパの空の24時間の飛行機の動きを2分にまとめたビデオがこちら
(是非、HDでご覧になってください)
EUROPE24
これを見れば一目瞭然、ヨーロッパの空の混雑具合が分かります。
例えば日本から飛んでくる場合、シベリアを横断し11時間近く飛行した後にこういった混雑した空域に入ってくるのでパイロットは疲れた頭をフルに稼働させて管制官と交信しながら経路、速度、高度を維持して飛行します。
諸外国の航空会社の場合、安全のためこういった長時間のフライトはパイロットは機長2名、副操縦士2名の4名編成が普通ですが
日本の航空会社の場合、機長2名、副操縦士1名の3名編成、、、、
疲れた状態でこういった混雑空域を飛ぶのはとても危険です。
空の安全のために1日も早く、日本の航空会社も世界標準に沿った勤務体系に変更してもらいたいものです。
って話が少し固くなりましたが、
ホテル到着後、日本の航空会社の友人が同じくフライトでミュンヘンに来てるというので、彼のホテルまでジョギング。
今夜出発なので軽くお茶を飲みながら、787の話題で盛り上がりました。
たま〜にですが、外国でこうやって偶然友人と会ったりできるのはパイロットの仕事の楽しみの一つです。