FLIGHT LOGBOOK

パイロットの日記

          最近の出来事

          2021.10.05 初めてのセーシェル

          2020.02.05 初めてのマイアミ

          2020.12.21 初めてのカトマンズ

          2020.04.13 初めてのアテネ

          2020.02.15 初めてのロンドン・ガトウィック

          2019.07.01 初めてのマラガ

          2017.06.05 B777資格再取得




ETOPS

何度かこのブログでも紹介しましたが


ETOPS

エンジンが2つしかない飛行機が経路上の最寄りの空港から1時間以上離れて飛ぶ場合に必要な証明です。

言い換えれば、エンジンがひとつ停止したときに、もう1つのエンジンだけで飛べる信頼性。

ETOPS 90 = エンジンがひとつ停止しても90分以内に着陸できる空港があれば飛べる

ETOPS 180 = 同じく180分


ほとんどの国際線を運航する航空会社はこのETOPS 90やETOPS 180を取得しているのですが、今回ボーイングB787のETOPS 330を取得しました。



FAA Approves B787 for ETOPS 330


ということで、ETOPS 330で飛べる範囲を調べてみると


この影の部分以外すべて、、、南極大陸の一部以外、すべて飛ぶことが可能です。


ちなみにETOPS 180は



これでも十分、ほとんどの都市はカバーされているんですけどね。。。。


南極大陸を横断するようなフライトとなると、ETOPS 330が必要な航空会社はオーストラリア、ニュージーランド、南米、アフリカの航空会社なのでしょうが、高い整備費用をかけてこのETOPS 330を維持する必要があるので、現実にどれだけの会社が330分を必要とするのか興味のあるところです。