ETOPS
何度かこのブログでも紹介しましたが
エンジンが2つしかない飛行機が経路上の最寄りの空港から1時間以上離れて飛ぶ場合に必要な証明です。
言い換えれば、エンジンがひとつ停止したときに、もう1つのエンジンだけで飛べる信頼性。
ETOPS 90 = エンジンがひとつ停止しても90分以内に着陸できる空港があれば飛べる
ETOPS 180 = 同じく180分
ほとんどの国際線を運航する航空会社はこのETOPS 90やETOPS 180を取得しているのですが、今回ボーイングがB787のETOPS 330を取得しました。
FAA Approves B787 for ETOPS 330
この影の部分以外すべて、、、南極大陸の一部以外、すべて飛ぶことが可能です。
これでも十分、ほとんどの都市はカバーされているんですけどね。。。。
南極大陸を横断するようなフライトとなると、ETOPS 330が必要な航空会社はオーストラリア、ニュージーランド、南米、アフリカの航空会社なのでしょうが、高い整備費用をかけてこのETOPS 330を維持する必要があるので、現実にどれだけの会社が330分を必要とするのか興味のあるところです。