おしゃれバッグ2
長らくお待たせしました、忙しいフライトスケジュールを終えた後、休暇に入って日本に一時帰国して久々の日本食と桜を満喫していました。
ということで前回の続き、、、、
離陸後、巡航にはいって落ち着いたところでアメリカ人副操縦士がポツリポツリと話を始めました。
アメリカ人副操縦士「ところで、、、カバンのことなんだけど、、、、」
興味津々に耳を傾けるブラジル人機長とジャンプシートに座っている私。
副操縦士「今朝、ルームメイトがアパートに帰ってきた音で目が覚めたんだけど、まだ眠いからベッドでゴロゴロしてたんだ〜」
機長「ルームメイト?」
副操縦士「そう、二人で2LDKをシェアしてるんだけど、彼はかなり酔っ払っていたみたいで部屋のあちこちにぶつかる音が聞こえて、、、、、、」
副操縦士「大丈夫かな〜?なんて思いながら寝ていたら、リビングから
ジャバジャバジャバ〜
って音が聞こえて、、、、」
機長・私「まさか?」 (゚д゚)
副操縦士「そう、、、そのまさかだったんだよ。」
彼がリビングに駆けつけた時には既にルームメイトは部屋の角で用を足し終わっていて
そこには無常にもびしょ濡れになったフライトバッグが、、、、
酔いつぶれたルームメイトをベッドまで担ぎ、その後フライトの準備をしようと思ったけど
出勤までにどうすることも出来ず、、、とりあえずキッチンにあったレジ袋に必要書類を入れて出勤したらしい。
話しを終えて怒りをこみ上げる副操縦士、、、、
機長・私「とりあえずライセンスやログブックは濡れなくてよかったね。。。」
としかフォローができませんでした。