博物館めぐり
5月の怒涛のスケジュールをこなし、やっと一段落
ということで、少し早いですが夏休みを頂き、ワシントンDCの博物館巡りへ
ワシントンにはこれまで幾度と仕事で飛んでいますが、
博物館めぐりをするような時間がなく、今回ゆっくりと時間がとれたのでやっと来ることができたという感じです。
1日1博物館、、、、と思い計画を立て
とりあえず自然史博物館に行ってきました。
Smithsonian National Museum of Natural History
博物館が巨大で
展示物の内容が濃ゆすぎて
頭と体力の消耗が激しいです、、、、1日1博物館は無理そう。
私の能力では2日で1つの博物館が限界です。
歴史博物館
航空宇宙博物館
アフリカ美術館
アメリカ美術館
時間があれば動物園
と考えていましたが、今回計画した5日間の滞在では絶対に無理。
ということで、時間が許す限り2〜3の博物館を巡り残りは次回また訪問したいと考えています。
あっ、もちろん朝は走っていますよ。
ナショナル・モールジョギング、気持ちが良いです。
早朝のワシントン記念塔
からのホワイトハウス
朝のホワイトハウス前は観光客もいなくて静かです。
定期審査/訓練 2019 春
半年に1度の定期審査及び訓練
今回も操縦系の故障から出所不明の煙、そしてエンジン出火から主脚擱座まで
いろいろとトラブル続きの2日間だったのですが
何と言っても今回の目玉は
「鳥衝突による両エンジン停止」
でした。
そう、、、例の映画化されたハドソン川の奇跡と同じシナリオです。
これが定期訓練の課目に入っていてビックリ
ということで、
離陸上昇中に停止しましたよ、、、、両エンジン
ちゃんとシミュレーターの画面上でも鳥の大群が横切っていきました。
上空500mくらいだったと思います、エンジンのない旅客機なんて滑空比率の超悪いグライダー。
何が何やら分からないうちに滑走路にギリギリ滑り込みセーフという感じでした。
正直、こういった訓練って負の訓練(ネガティブトレーニング)のイメージが強いので避けられることが多いのですが、実際にやってみて良い訓練になったと思います。
反省するところも多々ありますし、、、、今宵はゆっくりと復習します。
SEP 定期訓練
1年1回のSEP (Security and Emergency Procedure)定期訓練
ということで朝7時半に始まり
First Aid
Aviation Security
B777 Safety Procedure & B777 Freighter Safety Procedure
B787 Safety Procedure
Fire Fighting
と夕方5時までビッシリと
座学、テスト、ドアの開閉、そして消火活動
が続きました。
座学の最後にはそれぞれ学科試験があり
Fire Fightingを除く全てで4科目、、、もちろん普段から飛んでいるので合格して当然なのですが
やっぱり試験と名の付くものは嫌なものです。
今年もとても長い1日が終わりました。
久々にモスクワ
振り返ってみると3年ぶり
ということで、自社養成の副操縦士昇格訓練で久々のモスクワに、、、
3年ぶりに来たら滑走路が1本増えて空港が忙しくなっていてビックリ。
とりあえず到着後、軽くジョギングに行ったのですが
突き抜けるような青空
ロシアっぽい教会を見ながらモスクワ川までジョギング
4月ももうすぐ中旬だというのに
まだまだ凍っていました
厚手のジャケットを着ているロシア人を眺めながら
半袖短パンで川沿いを駆け抜ける怪しいアジア人、、、、、鼻水を垂らしながらの快走でした。
ジョギング後、近所のショッピングモールをうろうろ
ユニクロ、ZARA、H&M、GAPとロシアっぽいものは一つもなく、完全に西洋化されていてなんだか寂しい。
ジョギング後、モールのフードコートでとりあえずロシアっぽいランチを食べたのですが
言葉が通じず適当に頼んで出てきたものがこちら
これで600円
安いのか高いのか分かりませんが、とりあえず満腹にはなりました。
転職理由
B777でムンバイへの訓練フライトのため出勤
訓練生のこれまでの訓練記録に目を通し、飛行計画を確認して飛行機に向かう途中、
後ろから追いかけてきた、知らない副操縦士に声をかけられました、
知らない副操縦士「機長、すみません、日本人ですか?」
私「はい、、、あなたは?」
副「私はブラジル出身なんですが、妻が日本人なんです。乗務機種は何ですか?」
私「777と787だよ、あなたは?」
副「A380なんです、もうすぐA380で機長昇格する予定です。」
私「お〜、それはおめでとう。」
副「機長になって経験を積んだら、ピーチに転職して夫婦で大阪に住みたいんです!そのために機長昇格訓練がんばります!」
私「マジっすか!?」(゚д゚)!
副「エアバスの経験があれば直接機長として採用してくれるみたいなんで〜」
私「いやぁ〜、、、、そうかもしれないけど、、、、」
まぁ、、、人それぞれ転職の理由はありますが
フルサービスエアラインで超大型機の長距離路線で機長昇格して、
そこから
LCCの小型機で短距離路線に転職
う〜ん、、、高低差ありすぎて耳キーンってなるわ。
がんばれブラジル人!
初めてのチェンマイ
少し前にタイのチェンマイにB787の直行便が就航したということで
初めて行ってきました、タイ第2の都市チェンマイ
と言っても、いつものように訓練便で24時間のレイオーバーなので弾丸ツアーですが、、、
ホテルにチェックインして仮眠した後、
とりあえずタイ北部名物料理のカオソーイをいただき
コシのある麺と乾麺のパリパリとした食感が新鮮でした。
食後、ジョギングで市内を周ろうと思いましたが、案の定歩道が整備されていないので早々に諦め、
市内を散策
なんだか日本の城下町の雰囲気で、市内のあちこちにお寺があり
とっても落ち着く町並みでした。
それにしても最近うちの会社
ダナン
ペナン
クラビ
と東南アジアのリゾート都市に相次いで新規就航させていますが
そのうち
シンガポール出張
半年ぶりにシンガポールにあるボーイング社の訓練センターに出張
B777のシミュレーターを使った新人パイロットの訓練なんですが
今回は新入社員のイタリア人機長とブラジル人副操縦士が担当です。
このイタリア人機長、、、エミレーツ航空とアシアナ航空で777の機長経験が豊富にあり、しっかり勉強もしているので訓練がとってもスムーズに進みます。
少し前までエミレーツ航空からうちの会社に転職してくるなんて考えられませんでしたが、最近のうちの会社の新入社員は半分がエミレーツ航空からの転職組だという話をしていました。
5日間の出張で毎日訓練で忙しい日々を送っていますが、
訓練の合間に日本貨物航空時代の同僚で現在はジェットスターアジアで飛んでいる友人と会ったり。
近々スクートからうちの会社に転職してくる友人と飲みに行ったり
とプライベートも充実しまくりの出張です。
久々に肉骨茶も食べることができて大満足
こんな出張なら大歓迎です。
沈まぬ太陽
ふとしたきっかけでAmazon Primeにあった
を見たところ、上川隆也氏の演技に引き込まれ毎日数話ずつ視聴しています。
皆様御存知の故山崎豊子氏が書かれた長編小説で、
週刊新潮に連載されていた頃に少し読み、
その後小説として出版された時に読み、
映画化された時にも見に行ったので、
自分にとっては既にお馴染みのストーリーなのですが、その時代や自分の経験によって同じストーリーでも感じ方が異なってきます。
昔ならカラチに飛ばされた場面で、会社に憤りを感じ主人公に同情してたのが
今では
カラチ勤務いいな〜
とか
テヘランで仕事してみたいな〜
とか
飛行機の就航してないナイロビ最高!
ヽ(゚∀゚)ノ うぇ──────ぃ♪
と感じる自分にちょっと驚き。
ペルシャ語もスワヒリ語も話せるなら現地で独立してビジネスを始めたら楽しいだろうな〜
と考える自分はやっぱり日本の企業で働くことは無理なんでしょうね、、、、