リリーフパイロット
初めてのニューヨークフライト。
会社の規定によるのですが、長距離のフライトの場合は複数のパイロットが乗務します。
我社の場合、アメリカまでの飛行時間は12時間を超えるのでパイロットが4名
Aクルー 機長、副操縦士
Bクルー 機長、副操縦士
という感じでBクルーが通称、リリーフパイロットと呼ばれています。
これも航空会社によるのですが、この会社では
Aクルーが離陸、着陸
Bクルーが巡航
のそれぞれ担当になり、今回のトリップはニューヨークまでの往路がBクルーでリリーフキャプテン、復路がAクルーのキャプテンというスケジュール。
で、朝早くに会社に出勤して、フライトにチェックイン。
他の3名と顔を合わせて挨拶、必要な書類をピックアップして飛行機に向かいました。
基本、Aクルーの機長が全ての書類にサインをするので、私は後ろでみてるだけ。
プッシュバックから離陸、上昇もリリーフクルーはコックピットのジャンプシートで眺めているだけなので特に何をするわけでもなく仕事が始まる感じで、なかなかテンションが上がりません。。。
上昇して安定したら、Aクルーの機長が
「おつかれ〜」
で、このあとクルーバンク(休憩室)で6時間の休憩。
やっぱりテンションが上がりません。
6時間経って、コックピットに戻ってAクルーと交代。
こんなタイミングで座席についても、やっぱテンションが上がりません。。。
そこから6時間、クルーズだけをやって再びAクルーに交代。
我々は暫く休憩してから着陸のためにコックピットのジャンプシートに着席。
無事に初めてのニューヨークに到着しましたが、やっぱり自分で離着陸していないのでテンションも上がらず、なんとなくスッキリしないフライトでした。
それにしてもニューヨーク、、、、寒い。