ハードランディング
久々のニューヨーク便、初めてのAクルーということで少々緊張しながらも張り切って出社。
アメリカ東海岸はどこも快晴、航路上の天候も良好!
やっぱ日頃の行いって大事だな〜、なんて自画自賛しながら飛行計画書にサインをしてBクルーと一緒に4人で飛行機に行くと、
整備員「前便のクルーがハードランディングをしたので、これから臨時の検査しないといけません。
出発は1時間30分の遅れになります。」
パイロット一同 (´;ω;`)
幸運にも客室乗務員はまだブリーフィングルームにいたので、出発遅延の連絡をして待機してもらうことに。
1時間30分遅れると、ニューヨークの到着時間が夕方のラッシュアワーになるので上空で待機させられる可能性が大、ということで余分の燃料を積んで、、、と思いきや離陸重量の制限があるのでディスパッチやオペレーションコントロールに電話してどれくらい積めるか、もしそれを超えて搭載する場合にどのくらい貨物を下ろせるのか協議。
最終的に予備燃料を搭載できる量が確定したら、重量が増したぶん上昇できる高度が制限されるので、新たな飛行計画書の作成をディスパッチに依頼して、、、、
ってこんなことをしていたらあっという間に1時間30分が経過し、気がついたら全てのお客様の搭乗が完了していました。
離陸後、6時間ちょっと仕事をしてBクルーと交代、仮眠をとって映画を見て、、、6時間後にコックピットに行くと既にカナダ東海岸上空。
そこから交代して、ボストン上空を通過しロングアイランド上空で沈む夕焼けを眺め、薄暮のマンハッタンを眺めながら、比較的スムーズな管制官の指示に従い滑走路に着陸しました。
1時間30分の遅れ+14時間の飛行時間でホテルに到着した頃にはグッタリ。
(ヽ´ω`)
速攻で着替えてホテルのラウンジに集合、クルー4人でお疲れビールなのでした。