定期審査
パイロットとして仕事をしていく上で避けられないものの一つが
「定期審査」
です。
国や航空会社、そして資格(機長/副操縦士)によって1年だったり半年だったりするのですが、いまの私の会社は半年に1回。
昨年9月にB777の技能審査を受けたので、今回転職後初めての定期審査がやってきました。
審査と名のつく以上、パイロットとしての評価をくだされる訳で口述審査に始まりシミュレーターでの緊急状態への対処まで全て細かく評価され、最後に審査官の方から「合格」、「不合格」が言い渡されます。
2日間に渡る審査は、両日とも運悪く深夜のシミュレーター使用枠で夜10時から始まり翌朝5時まで、、、、
口述審査で様々な質問をされ、クタクタになったところでシミュレーターに乗り込むと外は暖かかったのに、そこは真冬のアムステルダム。
雪が降ってくる
離陸時にエンジンが停止する
電気系統が故障する
航法装置が故障する
他の飛行機と異常接近する
と様々なイベントが発生します。
(・_・;)
チェックリストを読み上げ、それぞれの事態に対処した後に状況を判断し意思決定を行う、という言葉で表せば単純な作業を淡々と繰り返すのですが終わった後には汗でびっしょり。
毎回のことですが、審査が終わる度にまだまだパイロットして未熟な自分に気付かされるのでした。。。。