AWOPS
AWOPS (All Weather Operations)、直訳すると全天候運航ですが簡単に説明すると低視程下での離着陸訓練です。
日本の航空会社ではこのAWOPSの訓練は機長や副操縦士に昇格して半年〜1年の経験を経てCAT2(滑走路視程350mまで進入可能)やCAT3(滑走路視程75mで進入可能)と資格を増やしていくのですがヨーロッパやアメリカの航空会社の場合、天候不良による欠航や代替飛行場への目的地変更等の経済性や経験の少ない機長、副操縦士が代替飛行場へ目的地を変更する場合のワークロードを考慮して機長や副操縦士の資格取得と同時にCAT3までの資格を取得します。
新しい型式の飛行機の勉強に加えて低視程下での運航の勉強をしなければならないので、勉強や訓練量は増えますがチェックアウトしたあと目的地の気象条件をそれほど気にする必要がないので、安全性を考えるとこちらのシステムの方がいいような気がします。
ということで、本日無事にAWOPSの訓練と審査が終了。
あとは限定変更の審査のみです。