イオン
クウェートからの折り返し便
夜11時ということもあり、外は真っ暗
右席のオーストラリア人副操縦士が操縦担当で通常通り離陸して約500m上空で加速を初めた頃、足元から
「ポンッ」
という大きな異音が、、、
副操縦士と顔を見合わせ、お互い
「今の何?」(゚д゚)!
異音は一回きり
何かの異常を知らせる警報は表示されず、
全てのシステムを1つ1つ念入りにチェックするも異常無し。
客室乗務員に何か変わったことが無いかインターフォンで聞いてみたけど何も異常なし。
てっきり前方のタイヤが破裂したものだと思っていましたが、、、、タイヤ圧も通常どおり。
「う〜ん、、、、」
首を傾げるパイロットふたり。
その後、何も起こることなく無事にフライトを終了し飛行機を整備士さんに引き渡す際、整備士さんに異音のことを説明、
整備士さんは何も言わずデジカメの画像を我々に見せました。
私&副操縦士 (゚д゚)!
そこに写っていたのは飛行機の真正面からの写真、
レドームのど真ん中に思いっきり鳥がぶつかったらしく、残骸の一部と血しぶきが残っていました。
幸運にも機体へのダメージは無し
いわゆる「バードストライク」ってやつです。
これまで何度か経験しましたが、ここまで「どストライク」なのは初めて、、、異音の謎が解けてスッキリしたと共に鳥に申し訳ない、、、複雑な心境でフライトを終えました。