ご利用は計画的に
台風のニュースの合間にこんなニュースが、、、、
Cirrus SR20っていう単発プロペラの小型機をサイパンからソウルまで運ぶ途中だったらしいです。
ちなみに「サイパン〜ソウル」って
直線距離 1679nm
でこの飛行機の性能
巡航速度 155kt
上昇限界高度 17,500ft
最長飛行距離 625nm
飛行時間10時間13分!
どうやら本気だったようです。
こういった飛行機の売却のためのフェリーフライトの場合、性能を超えた距離を飛ばざるを得ないことがあったりします。
機体をバラして船で運べば時間と費用がかかるため、無理して自分で飛んで行くんです。。。
性能を超えて飛ぶので、燃料やオイルのタンクとポンプを客室の座席の上に積んで、パイロットが飛びながらポンプで燃料やオイルを補給します。
もちろん1度っきりの飛行許可(性能限界を超えて飛んでも良いよって許可)も航空局からもらうのですが、この飛行に関する保険は適用されません。
メーカー保証外のことをやっているので、、、、
パイロットは台風の追い風を利用して一気に!って考えたのかもしれませんが、、、、無謀な飛行機野郎です。
命が助かっただけ儲けものでしたね。
ちなみに、この飛行機のオーナーはコロラド州にある企業
太平洋を超えてここまでやってきたようです、もう少しだったのにな〜
せめて那覇経由で燃料補給するとか、万が一のことを考えて硫黄島上空を通過して調布飛行場経由するとか、、、、考えなかったのかな?