突然のキエフ
皆様、ご無沙汰しております
ここのところ定期便のようになった月1回の関空貨物便のみの運航で
日本に到着してもホテルで隔離なので特にブログネタもなく、、、、
と言い訳しつつ日々変わらずジョギング生活をしています。
コロナの影響で運航本数が激減しフライトがめっきり減ったうえに、技量維持やお金の為に休日でも飛びたいというパイロットが増えたので、ここのところ会社から突然呼び出されることもなく安心しきっていたのですが
昨夜、0時過ぎ
熟睡していたところ携帯電話が鳴り響いたので
寝ぼけながら電話にでると乗務管理部からでした。
乗務管理「機長、夜分申し訳ありません、いまからキエフに行ってください」
私「は〜い、出発は何時?」
乗務「2時間後です」
私「じゃあ間に合うように行きます」
乗務「よろしく〜」(ガチャン)
電話を切っても寝ぼけてる自分
私「・・・」
私「・・・・・」
私「・・・・・・・」
徐々に目が覚めてきたので、そろそろ準備しようかと思いフライトについて考えてみる
宿泊便? 折り返し便?
訓練便? 通常便?
777? 787?
私 (´・ω・`)???
しまった、、、何も聞いてない
「そもそもキエフってどこの国?」
「聞いたことはあるけど、行ったことないんですけどぉ〜」
と真夜中の部屋に響く独り言
( ゚д゚)ハッ!
そうだ、こんなときこそ
私「アレクサ! キエフってどこ?」
アレクサ「キエフはキエフにあります、ウクライナの北西の都市です」
そりゃぁキエフはキエフにあるんだろうけど、、、、どうやらウクライナにあるらしい。
そこでタイミングよく再び乗務管理部から電話
乗務「機長、出発時間をもう一度確認します、いまから約1時間50分後の午前2時です」
私「泊まり? 777の貨物便?」
乗務「はい、泊まり便です、往路はデッドヘッド(便乗)で復路が787の旅客便をオペレートです」
私「了解」
ということでバタバタしながらも生まれて初めての国
とりあえず仮眠してからジョギングに行ってきます。
2回目の乗務管理部からの電話、、、、こいつ寝ぼけてたから絶対2度寝して出勤してこないはずって思ってかけてきたんだろうなぁ。