初メルボルン
6年ぶりのオーストラリアで初めてのメルボルンに来ました。
Bクルーで出発したので、離陸して直ぐに6時間の休憩、、、、ぐっすり寝てから途中赤道付近からコックピットに戻って仕事開始
のはずが。。。
コックピットに戻ったら、Aクルーの機長と副操縦士が何かバタバタとしてる、、、、
普段のリラックスした雰囲気じゃない。
邪魔をしないように後ろに座って見ていると、どうやら飛行経路を変更するとかしないとか、、、管制官と話をしたり、ACARS(データ通信)で会社とやりとりしたり。
実は出発前のブリーフィングで運航管理者から提示された飛行計画書の経路上にサイクロンがあったので、それを迂回するように経路を変更し飛行計画書を作り替え、
そのあとにパイロット4名で確認してA クルーの機長がサインしたのですが、
サインした本人が間違えて変更後の飛行計画書を破棄して、変更前の飛行計画書をコックピットに持ってきたらしい。。。
ケアレスミスってやつです。
偶然にも変更した経路を飛ぶ少し前に、管制官から飛行経路の確認をされたので間違いに気づき事無きを得たのですが、
もしそのまま変更前の飛行経路を飛んだ場合、管制官の持っている変更後の飛行経路と異なるので管制指示違反ということになっていました。
ちょうど、その間違いに気がついたタイミングで私がコックピットに戻ってきたので、バタバタしていたってことでした。
パイロットが4名もいれば、間違いなんて起こらないだろうと思いがちですが、現実にこのようなことが起こると気を引き締めなければと思いました。
で、交代後のフライトは赤道付近の雲を避けながらも順調に飛行し
オーストラリアのヘソ、エアーズロックを通過し
無事、夏場のメルボルンに到着しました。