FLIGHT LOGBOOK

パイロットの日記

          最近の出来事

          2020.12.21 初めてのカトマンズ

          2020.04.13 初めてのアテネ

          2020.02.15 初めてのロンドン・ガトウィック

          2019.07.01 初めてのマラガ

          2017.06.05 B777資格再取得




2021年 仕事始め

先月の投稿から約1ヶ月

 

世間は既に仕事始めが終わり、日常が戻っていますが、、、

 

遅ればせながら2021年の初フライトで香港に行ってきました。

 

 

1ヶ月ぶりのフライトでしたが特に違和感もなく無事に終了

 

今年も安全運航を堅持し日々の業務に励みます。

 

f:id:flyingtony:20210121064822j:plain

香港の夜明け

 

Season's Greetings

ほぼ月例になりつつある関空便

 

ホテルから出ることができないので、海外生活で必要な日本の調味料等は事前にアマゾンでオーダーしてホテルにデリバリーしています。

 

Amazon大活躍

f:id:flyingtony:20201225115759p:plain

Amazon

 

少し早いですが、このフライトをもって今年は仕事納め

 

今年は航空業界にとって散々な年となりました。

いろんな国でワクチン接種が始まったので来年にはコロナ禍が終息することを祈っています。

 

読者の皆様にとっても良い年になりますように。

 

Merry Christmas and Happy New Year 2021!!

 

 

 

初めてのカトマンズ

日本はまだまだコロナ騒動で大変なようですが

 

私の働いている国ではここ数ヶ月コロナ禍も落ち着きを見せている状況で、入国後の1週間自宅隔離は未だにあるもののフライトは徐々に戻りつつあり、忙しい日々を送っています。

 

そんななか、弊社のB787カトマンズに就航するということで初めてのカトマンズに行ってまいりました。

 

 

ネパールという国に飛ぶこと自体が初めてなのですが

 

ヒマラヤ山脈の麓にある国ということで、その首都カトマンズにある空港は高い山で囲まれていて着陸に向けて非常に特殊な計器進入をしなければなりません。

 

カトマンズに就航する航空会社は、この空港を「Special Airport」と定義していて

 

機長として飛ぶには特別な訓練や資格が必要になります。

 

Kathmandu Tribhuvan International Airport (VNKT) Chart

 

 

私自身は初めてなので、今回のフライトは自分自身の訓練となり左席で操縦

右席には訓練を終えた教官が乗務しました。

 

山岳地を避けるために

VOR Runway02 Approach

で最終進入が5.31度と異常な角度が設定されているのですが、通常の計器進入は3.0度なのでかなり突っ込んだ感じの進入となります。

 

到着したのが深夜だったので残念ながら真っ暗で山を見ることができませんでしたが、B787の性能に助けれつつ無事にカトマンズに到着しました。

 

 

ホテルに到着後、すぐに就寝し翌朝部屋の窓から少し見えたエベレストを見てネパールにいることを実感

 

f:id:flyingtony:20201216165802j:plain

ちょびっとエベレスト

 

ジョギングにでかけましたが、道路は整備されておらず野良牛、雑多な人に囲まれすぐにホテルに戻ってきました。

 

シャワーを浴びて朝食へ

初ネパールということで、ネパールの一般的な朝食を下さいとウェイターに伝えると

でてきたのはインドでよく見かける Aloo Paratha

f:id:flyingtony:20201216095818j:plain

Aloo Paratha

 

つい最近まで国の宗教がヒンドゥ教だったので、インドみたいな料理ばかりなんでしょうね、、、カースト制度もあったみたいだし。

 

日中はコロナの影響もあり部屋でおとなしく過ごしました、早く自由に外出できるようになりネパールビールを飲みながら名物のモモを食べたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

大阪

貨物便に乗って関空まで

 

訓練便じゃないので気楽なフライト、天気も良く遊覧飛行のような感じでした。

 

到着後はもちろんホテルで自主隔離なので外出することもできず。

 

ホテルにチェックインしたのが夕方だったのですが、

当然のことながらジョギングにも行けず

 

ホテルの窓から沈みゆく太陽を眺め、黄昏る夕暮れ時

 

これまでの自身の人生に思いを馳せ、、、、

なんだか哲学者になったような気分でした。

f:id:flyingtony:20201104163644j:plain

窓から見える夕日

 

 

 

 

 

 

 

 

隔離生活

1ヶ月ぶりのフライトで貨物機に乗ってホーチミンまで

 

コロナ感染拡大防止のため、最近はエアラインクルーに関してはホテルから出ないで下さい

 

といった国が多く、ベトナムもご多分に漏れず外出禁止です。

 

 

ということでホテルでのんびりと過ごしていたのですが、ふとデリバリーというシステムを思い出しGoogle先生に聞いてみるとホーチミン市内の多くの飲食店がデリバリーをしていました。

 

せっかくなのでピザでも食べようと

 

Pizza 4P's

pizza4ps.com

 

からピザをデリバリー

 

f:id:flyingtony:20201030175727j:plain

Pizza4P's

 

お店と変わらない味、熱々のピザを美味しく頂きました。

 

 

このご時世、デリバリーしていただけるなんてありがたいです。

 

 

 

 

久しぶりの大阪

ドイツからの医薬品

ノルウェーからのサーモン

エクアドルからのフラワーとフルーツ

を満載にして、777の貨物便で関空に到着しました。

 

飛行中、そう言えば

関空って久しぶりだな〜

 

なんて思いながらログブックを遡ると、最後に飛んだのは

 

2012年10月

 

なんと8年ぶりの関空フライト

 

 

コロナ禍になって初めての日本便だったので知りませんでしたが

到着後は関税書類に加えて大量の検疫書類を記入しなければなりません。

 

空港は前回のホーチミンと同様に閑散としていました

 

途中、書類を持っていった検疫事務所が空港の中でいちばんの3密という

冗談にもならない真実、、、

 

f:id:flyingtony:20200923110627j:plain

検疫事務所

 

 

入国したら大阪市内のホテルまでクルーバスで移動

 

バスにwifiが付いていたので(超日本びいきな)ブラジル人とアルジェリア人の副操縦士は大喜び、

 

彼らによるとアジアの国々に行くとwifi付きのバスに乗ることはあるのですが、ほとんどは使えない、または使えたとしてもめっちゃ遅いそうです。

 

すぐに高速インターネットに繋がるなんて

 

「O-MO-TE-NA-SHI, COOL JAPAN!」

 

だそうです。

 

 

ホテル到着後、事前にAmazonでオーダーしておいた大量の書籍をピックアップ

 

これでしばらく活字に飢えることは無いと思います。

 

 

台風12号が大きく南東に進路を変えたおかげで、ホテル滞在でしたが

 

涼しい秋の日本を感じることができました。

 

 

ということで、これから準備して空港に行き次の目的地に向かいます

 

引き続き貨物便です。

 

 

 

 

 

 

ホーチミン隔離生活

777の貨物便のお仕事でベトナムホーチミンまでフライト

 

珍しく訓練便じゃないので、のんびりとしたフライトになりましたが

 

ホーチミン到着後、誰もいない到着ロビーを見てびっくり

f:id:flyingtony:20200916211804j:plain

到着ロビー

通常であれば、出迎えの家族やボッタクリタクシーの客引きでごった返していて

 

ホーチミン到着の風物詩なのですが、、、、

 

非日常的な空間が広がっていました。

 

 

ホテル到着後は医療スタッフが待つ部屋でPCR検査

f:id:flyingtony:20200922155851p:plain

検疫

 

 

「数時間で結果が出るので、部屋で待機していて下さい陽性なら連絡します」と言われ

 

数時間部屋で待つも何も連絡がこないので、陰性???

 

と思いながらダラダラとホテルで過ごす滞在となりました。

 

 

もちろん翌朝の出発時も

f:id:flyingtony:20200918073931j:plain

出発ターミナル チェックインカウンター

空港の国際線ターミナルにはお客様が誰一人いない状態

 

イミグレーションに係官が1名

 

セキュリティに3名

 

と数えることができるくらいしか空港スタッフもいません。

f:id:flyingtony:20200918074253j:plain

出発ターミナル コンコース

 

もちろん免税店も閉鎖

 

 

出発便の掲示板を見たところ、当然ですが貨物便が数便でそれ以外の旅客便にはキャンセルの赤い文字が点滅していました。

 

 

 

数年後に当時の空港の国際線ターミナルはこんな非日常的な空間になってたんだな、と懐かしんで振り返ることができるように記録を兼ねてブログをアップしました。

 

 

明日は再び貨物便で関空までお仕事です。

 

日本の南の海上を台風12号が北上しながら

 

秋雨前線を刺激しているようですが、、、、

 

近畿南部、東海地方では大雨と強風が予想されますので、住民の方々は雨や風が強まる前に家の周りにある飛ばされやすいものや壊れやすいものを片付け、戸締まりをしっかりして台風への備えをしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボレフ154

777の機長と副操縦士の路線審査でムンバイへ

 

巡航に入って余裕ができたところで、ハンガリー人の機長に経歴を聞いたところ

 

以前はDHLで767の機長、その前はハンガリーの国営航空会社でツボレフ154に乗っていたと言うので

 

 

ツボレフ???」

 

 

と聞き返すと、

 

ハンガリー人機長「そう、ソ連ツボレフ

 

私「それって、どんな飛行機?」

 

 

ハ「727みたいなや~つ」

 

 

↓「MALEVハンガリー航空のTu-154」

f:id:flyingtony:20130510094636j:plain

Tu-154

 

 

遠い昔、どこかで見たような気が、、、、

 

ソ連の飛行機だから、

 

機長、副操縦士、機上整備士、航法士、無線技士の5名編成なんでしょ?

 

と聞いたところ、

 

近代化でコックピットが改修されて、当時はパイロットと機上整備士の3名編成で

 

航法士が使ってた航法装置や無線技士が使ってた無線機がコックピットのオーバーヘッドパネルに無理やり引っ付けてあったそうです、、、、

 

f:id:flyingtony:20090916193804j:plain

Tu-154 Cockpit

 

その後、ソ連製の飛行機についていろいろと話しを伺いました。

 

この会社にいるといろんな飛行機に乗ってた人に出会えるのが楽しいです。

 

タイタニック号の生存予測

無事にタイタニック号の予測が終わりました

 

Noteはとっても使い勝手が悪いので

そのままkaggleのリンクを張っておきます、興味のある方は覗いて見てください。

 

www.kaggle.com

 

 

スコアは76.8%

 

これが良いのか悪いのか、、、、びみょう〜

 

 

韓国焼肉

B777のコックピットに座って、妙な違和感、、、、

 

考えてみれば2ヶ月近く、飛行機の操縦をしていませんでした。

 

暫く飛ぶとまた直ぐに慣れるのですが、こういうときは基本に忠実に

 

時間がかかってもひとつひとつの操作を確実にこなしていきます。

 

相変わらず飛んでいる飛行機は少なく、のんびりとした空を楽しみながら無事ソウルに到着

 

土曜日の昼過ぎに到着したのですが、

 

ホテルにチェックインする際、ホテルスタッフから日曜日から夜間の外出自粛が始まり

夜9時から朝までソウル市内のレストランやバーは閉まりますとの案内を受けたので

 

速攻で着替えて副操縦士ともうひとりの機長と一緒に韓国焼肉へ、、、

 

f:id:flyingtony:20200829183014j:plain

サムギョプサル

 

おなかいっぱい肉を食べて、ビールを飲んでフライトの反省会

 

充実した滞在となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイタニック号の生存予測

ここのところフライトの本数が増え、若干忙しくなってきましたが

 

それまで比較的時間があったので、CourseraでPythonのオンラインコース

を終了した後、いろいろと本やネットで独学していたのですが

 

ある日、kaggleを見つけ興味本位でアカウントを作ったところ

www.kaggle.com

面白くてハマっています、、、、

 

Kaggle企業研究者がデータを投稿し、世界中の統計家やデータ分析家がその最適モデルを競い合う、予測モデリング及び分析手法関連プラットフォーム及びその運営会社である。 モデル作成にクラウドソーシング手法が採用される理由としては、いかなる予測モデリング課題には無数の戦略が適用可能であり、どの分析手法が最も効果的であるか事前に把握することは不可能であることに拠る。 2017年3月8日、GoogleはKaggle社を買収すると発表した。

 

そもそも企業や研究者向けで機械学習を使って予測モデルをつくりましょう、というウェブサイトだったのですが2017年にGoogleに買収されたようです。

 

 

先日、入門用の課題になっている「メルボルンの住宅価格予測」を終えたので

 

とりあえず今日から学習用の課題にある「タイタニック号の生存予測」を始めてみました。

 

 

このブログとかけ離れた内容なので、自身の記録用(アウトプット)として逐次noteの方にアップしています。

note.com

 

 

ということで、明日は久々にB777で韓国便

 

訓練便じゃないので久々の操縦を楽しんでこようと思います。

 

 

 

 

 

 

オンラインコース

 

コロナ禍でフライトが激減したうえに

 

1ヶ月近い休暇でも日本に帰ることが出来ないので、何か普段できないことをやろうと思い立ち

 

データ分析の勉強をはじめました。

 

もともと学生時代、理工学部で数理計画法を学びC言語でプログラムを書いていた経験があるのですが、

 

暫くというか数十年コンピューターを使っていなかったので

 

何もかもきれいスッキリ忘れています。

 

語学と一緒でこういうスキルって使わないと衰えるいっぽうですね、、、、

 

 

 

 

で、何から始めようかと考えたところ

 

ふと数年前に友達に教えてもらった

 

 

Coursera

www.coursera.org

 

 

edX

www.edx.org

 

を思い出し、調べたらデータ解析や分析のコースがわんさかありました。

 

 

 

さっそく興味のあるコースをとって始めたら

 

 

楽しい

 

 

の一言

 

毎日、寝るのを惜しんで勉強するほどハマり

 

気がついたら5つのコースを終了し、休暇も明日で終わりという感じ。

 

 

この1ヶ月間、普段やってるパイロットの勉強で使う脳みそと違う部分の脳みそを鍛えた気がします。

 

 

 

 

それにしてもこの'Coursera''edX'

 

 

有名大学の先生の授業を世界のどこでもタダで受ける事ができるって

 

便利な世の中になったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不安

かなり忙しく飛んでいた貨物便も今月に入りめっきり減って、

 

世界中の医療品の需要が一段落したようです。

 

 

そんな中、エアラインとしては今後数年間続くであろう旅客の需要減を見据え

 

機材計画の変更を余儀なくされています。

 

 

ボーイング社やエアバス社から新規で購入する予定だった飛行機の受領を先延ばしにしたり、発注をキャンセルしたり

現在所有する機体を売却したり、リース契約終了したり、退役を早めたり、、、、

 

とにかく不必要な機数を削減します。

 

当然、そうなればその飛行機に携わるクルー(パイロット及び客室乗務員)は不必要になるので、給料削減または解雇ということになります。

 

ここで難しいのは需要回復時期やその期間で

 

いまパイロットを大幅に解雇してしまうと、仮に年明けに需要が回復したときに飛行機は新たにリースしたりメーカーで余っている在庫を安く買うことができますが、

 

それを運航するパイロットは、解雇した人達を呼び戻し再訓練しないといけないので最低でも1〜2ヶ月余裕をもって呼び戻さないといけなくなります。

 

もちろん、解雇されたパイロットたちにはそれぞれの生活があるので全員が戻ってくるとは限りません、新たな職場を見つけるパイロットもいれば、全く違うキャリアを進み始めるパイロットもいるので。

 

 

会社としては明確な予測がないと思い切った人数の給料削減や解雇ができないので、必然的に第1段、第2段と段階的にそれらを行うことになります。

 

 

 

ということで、ご多分に漏れず私の働いている会社においても、それらの発表を待っている段階なのですが、、、、

 

この辺は日本企業と同じで社内で様々な噂が駆け巡り

 

多くの社員に不安が募り

 

懐疑心に苛まれている状態です。

 

 

そう、まるで暗闇でいないはずの幽霊が見えてしまうような感じ。

 

 

 

まあ、湾岸戦争、9.11、リーマンショックSARSといろいろ経験してきたので

 

「またか」という気分ですが、、、、

 

不安に思っても仕方がないので与えられた仕事を今までどおりこなしつつ、

 

万が一に備えて準備をしておこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の韓国旅行

ここのところコロナ禍の影響で

 

私の周りでも無給休暇や解雇が始まると噂が囁かれておりますが

 

いまのところ、シミュレーターと貨物便で忙しく働いております。

 

 

 

そんな中、会社から突然連絡が入り、

 

シミュレーター訓練から路線訓練に変わりますとのこと。

 

それもソウルまで、、、、2ヶ月半ぶりの旅客便

 

 

 

 

ということで副操縦士の路線訓練で久々にソウルまで行ってきました。

 

 

ただ現在の状況ではジョギングも外出もする気にもならず、

 

ホテルでのんびり2日間過ごして帰ってきただけですが、、、、、

 

 

 

 

久々に韓国料理を食べてリラックス

 

良い気分転換になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貨物便で香港

新人副操縦士の訓練で香港までB777の貨物便

 

通常、訓練は旅客便で行うのですが今の状況では十分な旅客便が無いので

 

貨物便で路線訓練を行っています。

 

 

 

7年ぶりの香港でしたが、飛んでいるのは

 

Kalitta Air

FedEx

Air HongKong

UPS

Cathay Pacific Cargo

Emirates Cargo

 

と貨物便ばかり、、、

 

混雑もなく無事に到着しました。

 

 

 

 

到着後、イミグレーションの前に検温と14日間、衛生省の監視下におかれるという通知書に署名をして入国

f:id:flyingtony:20200507072543j:plain

 

14日間の監視下と言っても、翌日にはもう復路便があるので出国しちゃうんですけどね。

 

 

 

しかし香港空港内に所狭しと駐機されている飛行機たち

f:id:flyingtony:20200507133449j:plain

 

地上滑走中に眺めているだけで悲しくなってきます。

 

 

一日も早くこれらの飛行機が再び大空に舞い上がる日が来ることを祈っています。