メルボルンから帰ってきて少し休んだ後は、ヒューストンまで飛んで今年の仕事はおしまい。このフライト、Ultra Long HaulとかUltra Long Range (ULR)って呼ばれていて、日本語だと超長大路線って呼ばれているみたい。 ShortMediumLongUltra-Longのフライトっ…

いま働いている航空会社は非常に多国籍なので、人事部の発表によるとパイロットだけでも１００カ国の国の人が働いています。 一緒に飛んでいて、よく出会うのはイギリス人が圧倒的に多く、次いでスペイン人、メキシコ人ってな感じです。ちなみに日本人は私を…

久々のメルボルン出発前に天候を確認すると、完全に夏模様。。。最後に行ったのが６月だから半年ぶりです。 会社に出勤して飛行計画書を確認するとジェット気流にのって追い風を受けるため、なが〜い洋上飛行になっていました。ただこの洋上飛行、我社の場合…

安西さんのブログにA350についての記事が書いてありましたので、個人的に思ったことを少し、、、 航空機関士が乗務していたL1011や727、そして747Classicが無くなり、３メンコックピットの飛行機って日本の航空会社で見なくなりましたが、コンピューターが航…

ホーチミン（サイゴン）へのフライト冬？の東南アジアは雲が発達しないので快適なフライトです。ホーチミンに到着して、現地で契約している地上ハンドリング会社のスタッフに折り返し便の飛行計画書等の書類を受け取り、ブリーフィングを受けて、折り返しの…

初めてのバーレーンへのフライト、と言ってもステイじゃなくて日帰り。 ディスパッチでのブリーフィングを終了してから出発まで時間があったので、ラウンジでニュースを見ていたら、バーレーンで暴動だって、、、暴動は市内で空港は関係ないって言っても、や…

夕方、自宅スタンバイでくつろいでいると会社から電話が、乗務管理「キャプテン、貨物便で香港へのフライトが入りました、出発時間は２時間後で帰りは明後日です。」私「了解」 香港の気温を調べて、長袖シャツにジャケットをスーツケースに詰めて出勤。 会…

昨日、飛行時間１万時間を達成したと思ったら、明日にはこのブログが１０万ページビューを達成します！これもひとえにファンの皆様が読んで下さるおかげです。m(_ _)mいつもご愛読、ありがとうございます。

今日１１月の飛行記録を整理したところ、月末の時点で１万時間を少し超えていました。セスナの教官として飛び始めた時、ジャンボの副操縦士として飛び始めた時、飛行時間が１万時間を越える教官や機長の方々を見て、いつか自分も。。。と思っていたのを思い…

恒例のバンコクフライト。到着後、前回お世話になったカウンターバーにまた一人で飲みに行ったところ隣にいらしたバンコク在住日本人の方と飛行機の話題で盛り上がり、そのまま２次会へ、、、その日本人社長さんオススメのお店「名古屋飯 焼酎バー 花かるた…

年に１回の路線審査この仕事を何年やっても、人に審査されるというのは慣れないものです。で、路線は初めてのテヘランで貨物便。 意外なことに１１月も下旬になるとイランの山間部では雪がちらついてるんです、飛行場の標高が1000mもあり高さ的には阿蘇山よ…

ワシントンからの帰り道、フライトの前半が休憩だったのでノンビリと過ごした後コックピットに戻ると 左席の機長がMedLink（救急医療サービス）と衛星電話を使って通話中右席の副操縦士は地図を広げて最寄りの空港を探している模様 邪魔しないように、ジャン…

ほぼ２週間ぶりのお仕事、休暇が長かったせいかコックピットに座るとなんだか久々な感じが、、、、とは言っても、往復ともに新人さんの訓練なので離着陸をするわけでは無く、クルーズ中のリリーフのお仕事のみ。 １４時間のフライトの後、ポトマック川を超え…

自宅待機から呼び出されて便乗で香港に行ってきました。帰りは久々の貨物便に乗務。 で、帰ってきてブログを見るとタイミングよくJack Starさんから自宅待機について質問が、、、 航空会社の規定によって様々ですが、「自宅待機」って文字通り家で待機します…

昨日の続きでスケジュールについて、、、欧米の大きな航空会社ではBidding Systemと呼ばれるスケジュールシステムが使われています。日本語にすると、「競争入札方式」？？？このスケジュール管理システムには「LINE BIDDING SYSTEM」「PREFERENTIAL BIDDING…

パイロットのスケジュールというのは会社によって異なりますが短くて１週間長くて６ヶ月と、まとまって先々までのフライトのスケジュールが配布されます。中国の一部の航空会社なんかは週間スケジュールを使っていて、週末の金曜日に翌週の月曜日〜日曜日の…

定期便のようになりつつある月１回のバンコクへのフライト夜ホテルにチェックインした後、たまには一人でぶらっと街に出かけてお酒でもと思い、ふらっと日本人が多く集まる地区のカウンターバーに飛び込みで入りました。 平日の夜ってことでお客様も少なく、…

中国や東アジアへのフライトの際に、ヒマラヤ山脈上空をよく飛ぶことがあります。皆様御存知の通り、世界最高峰のエベレストを始めK2といった標高８０００ｍ超の山々が２４００ｋｍにも連なっている山脈です。 飛行機で空を飛んでいると、例えば今、エンジン…

長い間、日本便がスケジュールされず、そろそろ日本の調味料が少なくなってきたので買い出しのため、他の機長に頼んで私が飛ぶ予定だったバンコクへのフライトと彼の日本へのフライトを交換してもらいました。日本の航空会社だと機長には路線資格や空港資格…

この前のワシントンフライトの時の事、ワシントンに到着後、入国審査のため並んでいると我社の客室乗務員（アジア系女性）が近くによって来て、CA「キャプテン、私のこと覚えています？」私「・・・」(´・ω・｀) う〜ん、、、、どう考えても見覚えが無い、、…

会社や国によって異なるのですが、どこの航空会社にも規定に定められた休養時間というものが存在します。現在働いている会社の場合、１２時間となっていて特に自分のベースでもステイ先でも関係なく、フライトの終了から次回のフライトまで自宅またはホテル…

５日間連続の自宅待機というスケジュール５日連続になっているのは、１度出勤すると５日間は帰ってこれない超長距離フライトの予備要員ということでの待機なのですが、初日を過ぎて何も会社から連絡がこなかった時点で超長距離フライトにでかける可能性がゼ…

こんなメールが突然届きました - Dear Customer,E-TICKET NUMBER / EH874380633 SEAT / 73F/ZONE 2 DATE / TIME 1 NOVEMBER, 2012, 12:35 AM ARRIVING / Grand Rapids FORM OF PAYMENT / XXXXXX TOTAL PRICE / 231.87 USD REF / EK.2473 ST / OK BAG / 3PC P…

初めてアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにあるエセイサ空港へ到着時、空港周辺の空域はアルゼンチンの国内線で大忙し。。。管制官は国内航空会社の便に対してはスペイン語で管制を行うので、副操縦士（イギリス人）と私には他の飛行機がどういった管制を…

アフリカ、南大西洋を突っ切ってブラジルのサンパウロまでお仕事基本的に南米やアフリカのフライトを積極的にリクエストしないので、めったにアフリカ上空なんて飛ぶ機会の無い私はちょっとワクワク気分でした。アフリカの一部の空では未だにVHF（超短波無線…

久々にベトナムのホーチミンに来ました。到着時、空港周辺半径１２０ｋｍ以内は巨大な雷雲が、、、雷雲はどんどん湧き出て発達するし、予備の燃料は限られてるし、こんなの予報に無かったよ〜なんて愚痴りながら雷雲の中を通過。幸運にも？被雷することもな…

夜バンコクへのフライトのため出勤副操縦士と一緒に全てのブリーフィングを終了し書類にひととおりサインした後、飛行機に向かって歩き始めたところでスケジューラーから携帯に電話が、、、 スケジューラー「機長、いまどちらですか？」私「どちらって？ い…

半年ぶりのモントリオール、９月中旬というのにすっかり肌寒くて朝晩なんてジャケットが無いと寒くて外を歩けない感じ。風が吹いただけで耳が痛くなるなんて、なかなか自分の住んでいるところじゃ味わえないな〜なんて思いながら市内を散策。すっかり秋の青…

フランクフルト市内を散策した後、久々にドイツ料理を食べに「Gaststätte Baseler Eck」へ航空関係者が多く訪れることから、いわゆる「社員食堂」って呼ばれています。店内には無くなった航空会社から現在も運航続けている航空会社まで、たくさんのステッカ…

貨物便のお仕事でフランクフルトのハーン空港に深夜を過ぎたくらいに着陸。出発便は翌日にマイン空港からなので、ハーン空港からフランクフルト市内まで１００ｋｍの道のりをベンツタクシーで移動。運転手はバックツーザフューチャーで未来からやってきた、…