テクノロジーとパイロット
安西さんのブログにA350についての記事が書いてありましたので、個人的に思ったことを少し、、、
航空機関士が乗務していたL1011や727、そして747Classicが無くなり、3メンコックピットの飛行機って日本の航空会社で見なくなりましたが、コンピューターが航空機関士の役割を果たすようになり、パイロットの負担は確実に増えました。
特に緊急事態時のパイロットのへの負担は、3メンコックピットと2メンコックピットでは雲泥の差です。
この先、いつになるか分かりませんが技術が革新的に進歩して2名乗務が1名乗務になったりしても、その一人のパイロットへの負担は確実に増えるでしょう。
テクノロジーの進化と共に、航空機、地上支援機材、管制システムが高度にシステム化されていきますが、それだけ交通密度は高まりパイロットや管制官の負担は増える一方です。
技術が進歩するほど、パイロットや管制官は自動化されたコンピューターの先を予見してそれに対応する能力が求められます。
それに加え、日進月歩の全てのシステムを勉強して半年ごとの審査の度に知識、技量のアップデートをするのは並大抵のことではありません。
最近の飛行機は自動操縦なので誰でもちょこっと勉強すれば、簡単に旅客機を飛ばすことができる、だから賃下げしてもいいでしょ?そんなことを言っているのは航空会社の労務担当している管理職の詭弁です。
様々な意見があると思いますが、あくまでも一個人の意見ということで。