FLIGHT LOGBOOK

パイロットの日記

          最近の出来事

          2021.10.05 初めてのセーシェル

          2020.02.05 初めてのマイアミ

          2020.12.21 初めてのカトマンズ

          2020.04.13 初めてのアテネ

          2020.02.15 初めてのロンドン・ガトウィック

          2019.07.01 初めてのマラガ

          2017.06.05 B777資格再取得




初めてのベネツィア

新人機長の訓練で初めてのベネツィアまで、、、、


訓練生と二人揃って初めてのベネツィア

3ヶ月ぶりに乗る787

右席も3ヶ月半ぶり



となんだか不安になりながらも久々の787を満喫。




天候も良く、空から見える「水の都」はとても綺羅びやかでした。



ベネツィアの田舎町をジョギング

↓走っている途中、森の中で見つけた隠れ家的レストラン



ジョギングの後はホテル近くの村にあるシーフードレストランでワインとベネツィアの郷土料理を満喫してきました。



この半年、フライトがアジア方面ばかりだったので、たまにはヨーロッパも良いいな〜、、、、

多国籍企業

年に1度のCRM定期訓練


朝から夕方まで教室で授業を受けたり、議論をしたり、グループ課題をしたり、、、、

と充実した1日を過ごしてきました。



授業の最初に我が社は多国籍ですって話があって


最新の自社のパイロット数とその国籍一覧の説明があったのですが





パイロット数

3600名


国籍

126カ国




と驚愕の数字が発表されました。





多国籍=異なる文化、宗教、価値観、言語、慣習、等々、、、





この多国籍の環境で

お互いを尊重し団結して安全運航を目指すには何が必要か?



なんだか改めていろいろと考えさせられる1日でした。

IOSA 2017

IATA国際航空運送協会)が行うIOSA(国際運航安全監査プログラム)の更新が現在働いている航空会社で行われました。

IOSA
IATA(国際航空運送協会)が主管で行う国際航行安全検査。世界最高権威をもつ航空安全専門評価機関であるAQS ( Aviation Quality Services )が運航、整備、運航管理、客室、運送、地上操業管理、組職管理、 貨物、 航空保安など 8分野に対して900項目以上の包括的な安全点検を行う。
点検する全分野において国際水準を満たした場合のみIOSA認証を発行。IOSA認証を取得した航空会社は、コードシェア運航時の航空会社間の一部安全評価点検を2年間免除される。

今回は指摘事項なしで全ての項目について国際水準を満たしているとされ、IOSA認証が2年間更新されました。



以前、前々回のIOSA更新時に当ブログでも書きましたが、点検項目が膨大で指摘事項があった場合、項目によってはそれを是正するのにかなりの人と時間を要するので、取得、更新した時はかなりの達成感を味わう事ができます。


ちなみに日本国内で2017年7月現在IOSAの認定を受けている旅客航空会社は

Air Japan
All Nippon Airways
ANA Wing
IBEX
J-Air
Japan Airlines
JTA

の7社のみとなっています。


次回、ご旅行される際の参考にして下さい。

777

バージョンアップを終えた後、暫くの間訓練を担当せずに777のフライトを楽しんできました。

希望通りバンコクハノイ、そしてマニラといった東南アジアの都市を満喫して

その後、3週間の夏休みがあったので日本に帰り、

休暇明けからシミュレーターで777の教官業務と


バタバタしていますが充実した日々を過ごしています。




今週はノンビリと地上教育で教育法とCRMの定期訓練



そして週末から3ヶ月ぶりに待ちに待った787に復帰です。

バージョンアップ終了

ゴタゴタもありながら、昨日のクウェート便をもって無事にバージョンアップ訓練を終了しました。

これからはB787B777の両機種に乗務して訓練生を教えることになります、


見かけが異なるこの2機種、、、

システム

飛行特性

操作性

運用制限

何から何まで異なる飛行機を教える事に対し、教官として非常にやりがいを感じております。




と言うものの、、、、今月は訓練便が無いのでしばらくの間、777の操縦を楽しみたいと思います。

絶好調

ここ3週間くらいバージョンアップの為、勉強の毎日ですが

午前、ジョギング

午後、勉強

夜、趣味の時間

という普通の生活を送っているので、とても体調が良いです。




毎朝、起きるとエネルギーが満充電されている感じ。



先日、1年1回の航空身体検査を受けた時もドクターから

「例年より健康的な数値ですね〜」

とのコメントが、、、、



空を飛ぶ仕事ってどんだけ体に悪いんだよ!って思わず自分でツッコんじゃいました。







まだまだストレスフリーな生活は続きます。

自制心

自分で言うのも何ですが、自分自身かなり温厚な性格なんです。


そんな自分が突然、感情に任せて激昂したもんだから周りはビックリ、、、、それも職場で。

周りにいたパイロットや客室乗務員は驚いて目をまん丸、「空気が凍りつく」ってこういうことを言うんだな〜と怒った後も意外と冷静な自分。


と同時に激昂した自分にちょ〜自己嫌悪



原因は理不尽なことを言われたからなんですが、、、、まだまだ未熟な自分に猛反省しています。





修行に励みます。

定期審査/訓練

やってきました、半年に一度の定期審査と訓練。


エンジンが停止したり山岳地帯上空を飛行中に客室で火災が起こったり、、、、

相変わらず、よく練られたシナリオの中で緊急事態が発生します。




無事に2日間終了し、再び半年間雇用が確保された訳ですが


来月から再びバージョンアップの訓練が始まるので引き続き勉強です。


6月下旬からのバケーションをモチベーションに、、、、、

クラーク

2週間の春休み、、、、日本に桜でも見に行こうと思っていたのですが、

日本行きが全便満席で帰国を諦め、何もすることもなく怠惰な休みとなりました。




ということで、2週間ぶりのフライトでフィリピンのクラークへ


訓練便じゃないし副操縦士も友人なので仕事はスムーズに終了。

今年になってクラークには数回来ましたが、マニラと違いノンビリとした良いところです




朝ごはんはフィリピンバージョンのベーコンで「トシーノ」

甘辛くて朝から食欲がそそられます。



火山があるのでリスクは大ですが、、、、ちょっと住んでみたい町です。

春を求めて

毎月の定期便になりつつある羽田便で東京にやってきました。

春の陽気に誘われ、多摩川沿いをジョギング

まだ桜にはすこ〜し早かったですが、ところどころで梅や桃の花が満開になっていました。

あと川の土手ではツクシを発見!


あまりにも気持ちが良くて、いつもより長い距離を走ってしまいましたが、春を発見できて楽しい東京ステイとなりました。

初めてのアブダビ

今月はシンガポールボーイング訓練センターが大賑わいで、787のシミュレーターを使うことができないらしく

仕方なく?アブダビにあるエティハド航空の訓練センターにある787のシミュレーターで訓練をすることになりました。



ということで、人生初のアブダビ出張



アラブ首長国連邦と言えば、ドバイがあまりにも有名で

アブダビの名前が霞んでしまっていますが、実はここアブダビアラブ首長国連邦の首都なんです。


首都というだけあって、整然とした街並み、整備された道路、、、さすが首都って感じの街です。




ホテルにチェックインした後は早速着替えてグランドモスクまでジョギング


本来、真っ白なモスクですが夕日を浴びてオレンジ色に輝いていました。


これを見ることができただけでもアブダビに来たかいがあるな〜、というくらい存在感のある建物。





あとは、フェラーリランドに行って、エミレーツパレスでアラビックコーヒーを飲んで、、、、、って、、、、あれ?何しに来たんだっけ???

ミャンマー旅行

他社でパイロットとして働く友人と偶然休日が重なったので、一緒に旅行に行こうということになり

ミャンマー最大の都市、ヤンゴンまで。


男二人の無計画な海外旅行?

といっても、彼は仕事で何度もヤンゴンに来たことがあるので、彼に言われるがまま、、、

お寺巡りをしたり

ダウンタウンを散策したり

市場に行ったり

屋台飯を食べたり

戦没者記念碑を訪れたり

充実した4日間を過ごしてきました。



2011年に民政に移行し、2015年に総選挙を終えこれから外資を受け入れ発展していくであろうミャンマーは街中が活気が溢れていて、とても良い刺激になりました。

タイと同じ上座部仏教の国で国民の大多数が敬虔な仏教徒で穏やかな人が多く、とても居心地のよい町です。




また近いうちに再訪したいな〜

国境通過ジョギング

昨夜、ジュネーブで友人と食事に行き国境通過について聞いたところ

・2008年末のシェンゲン協定加盟以降はパスポートコントロールはない

・主要な国境には税関があるので、買い物して免税範囲を超えた場合は申告が必要

・スポットチェックでパスポートの提示を求められることがあるのでパスポートは必携

・緊急連絡先は常に確保しておくこと


だそうで、、、、



ということで朝から仕切り直しで

パスポート

社員証

CMC (Crew Member Certificate)

携帯電話

を持って国境を目指し勢い良く走っていきました。













結果

チェック無しで国境通過、、、、初めてのフランス入国はジョギングでした。

スイス〜フランス〜スイス





フレンチアルプスを眺めながらのノンビリジョギング

またお気に入りのコースがひとつできました。






それにしても島国で育った私には陸路で国境越えはとっても違和感ありました。

再びジュネーブ

左席に新人機長の訓練生、右席に教官訓練の訓練生

そして後方のジャンプシートに自分

という変則的な編成で再びジュネーブまで。




教官の教官というのは今の会社に転職して初めてなのでなんだか新鮮な気分。


だけど出発の準備の時にコックピットに入ってきたチーフパーサーが誰に最初に挨拶していいのか迷っていたり、

整備士が確認のサインを貰うのに誰にもらっていいのか迷っていたり、

ロードコントロールのスタッフが誰に危険物搭載のサインを貰っていいのか迷っていたり、、、、


コックピットの中に3名も機長がいると周りが非常に困るようです。






で、フライトは順調に進み綺麗なモンブランを眺めながら南からジュネーブに向けて降下を開始し

滑走路23に向けて精密進入


前の二人のやりとりを眺めながら、ふとアプローチチャートに目をやると




最終進入で国境を

スイス→フランス

フランス→スイス

と2回も通過


珍しいな〜、、、、こんなに国境をまたぐ進入。




国境をまたぐ進入、、、、、


国境をまたぐ、、、、


国境、、、、






そうだ!ジョギングで国境を越えよう!

と思いたち、ジュネーブに到着した後は早速着替えてジョギングへ。




勢い良く走っていったのですが国境付近でパスポートにスイス入国のスタンプが無いことに気が付き引き返して帰ってきました、、、残念。