IOSA 2017
IATA(国際航空運送協会)が行うIOSA(国際運航安全監査プログラム)の更新が現在働いている航空会社で行われました。
IOSA
IATA(国際航空運送協会)が主管で行う国際航行安全検査。世界最高権威をもつ航空安全専門評価機関であるAQS ( Aviation Quality Services )が運航、整備、運航管理、客室、運送、地上操業管理、組職管理、 貨物、 航空保安など 8分野に対して900項目以上の包括的な安全点検を行う。
点検する全分野において国際水準を満たした場合のみIOSA認証を発行。IOSA認証を取得した航空会社は、コードシェア運航時の航空会社間の一部安全評価点検を2年間免除される。
今回は指摘事項なしで全ての項目について国際水準を満たしているとされ、IOSA認証が2年間更新されました。
以前、前々回のIOSA更新時に当ブログでも書きましたが、点検項目が膨大で指摘事項があった場合、項目によってはそれを是正するのにかなりの人と時間を要するので、取得、更新した時はかなりの達成感を味わう事ができます。
ちなみに日本国内で2017年7月現在IOSAの認定を受けている旅客航空会社は
Air Japan
All Nippon Airways
ANA Wing
IBEX
J-Air
Japan Airlines
JTA
の7社のみとなっています。
次回、ご旅行される際の参考にして下さい。
更なるバージョンアップ
来月から更なるバージョンアップのため、暫くブログの更新がありませんのでご了承下さい。
初めてのアブダビ
今月はシンガポールのボーイング訓練センターが大賑わいで、787のシミュレーターを使うことができないらしく
仕方なく?アブダビにあるエティハド航空の訓練センターにある787のシミュレーターで訓練をすることになりました。
ということで、人生初のアブダビ出張
アラブ首長国連邦と言えば、ドバイがあまりにも有名で
アブダビの名前が霞んでしまっていますが、実はここアブダビはアラブ首長国連邦の首都なんです。
首都というだけあって、整然とした街並み、整備された道路、、、さすが首都って感じの街です。
ホテルにチェックインした後は早速着替えてグランドモスクまでジョギング
本来、真っ白なモスクですが夕日を浴びてオレンジ色に輝いていました。
これを見ることができただけでもアブダビに来たかいがあるな〜、というくらい存在感のある建物。
あとは、フェラーリランドに行って、エミレーツパレスでアラビックコーヒーを飲んで、、、、、って、、、、あれ?何しに来たんだっけ???
ミャンマー旅行
他社でパイロットとして働く友人と偶然休日が重なったので、一緒に旅行に行こうということになり
男二人の無計画な海外旅行?
といっても、彼は仕事で何度もヤンゴンに来たことがあるので、彼に言われるがまま、、、
お寺巡りをしたり
ダウンタウンを散策したり
市場に行ったり
屋台飯を食べたり
戦没者記念碑を訪れたり
充実した4日間を過ごしてきました。
2011年に民政に移行し、2015年に総選挙を終えこれから外資を受け入れ発展していくであろうミャンマーは街中が活気が溢れていて、とても良い刺激になりました。
タイと同じ上座部仏教の国で国民の大多数が敬虔な仏教徒で穏やかな人が多く、とても居心地のよい町です。
また近いうちに再訪したいな〜
国境通過ジョギング
昨夜、ジュネーブで友人と食事に行き国境通過について聞いたところ
・2008年末のシェンゲン協定加盟以降はパスポートコントロールはない
・主要な国境には税関があるので、買い物して免税範囲を超えた場合は申告が必要
・スポットチェックでパスポートの提示を求められることがあるのでパスポートは必携
・緊急連絡先は常に確保しておくこと
だそうで、、、、
ということで朝から仕切り直しで
パスポート
社員証
CMC (Crew Member Certificate)
携帯電話
を持って国境を目指し勢い良く走っていきました。
結果
チェック無しで国境通過、、、、初めてのフランス入国はジョギングでした。
スイス〜フランス〜スイス
フレンチアルプスを眺めながらのノンビリジョギング
またお気に入りのコースがひとつできました。
それにしても島国で育った私には陸路で国境越えはとっても違和感ありました。
再びジュネーブ
左席に新人機長の訓練生、右席に教官訓練の訓練生
そして後方のジャンプシートに自分
という変則的な編成で再びジュネーブまで。
教官の教官というのは今の会社に転職して初めてなのでなんだか新鮮な気分。
だけど出発の準備の時にコックピットに入ってきたチーフパーサーが誰に最初に挨拶していいのか迷っていたり、
整備士が確認のサインを貰うのに誰にもらっていいのか迷っていたり、
ロードコントロールのスタッフが誰に危険物搭載のサインを貰っていいのか迷っていたり、、、、
コックピットの中に3名も機長がいると周りが非常に困るようです。
で、フライトは順調に進み綺麗なモンブランを眺めながら南からジュネーブに向けて降下を開始し
滑走路23に向けて精密進入
前の二人のやりとりを眺めながら、ふとアプローチチャートに目をやると
最終進入で国境を
スイス→フランス
フランス→スイス
と2回も通過
珍しいな〜、、、、こんなに国境をまたぐ進入。
国境をまたぐ進入、、、、、
国境をまたぐ、、、、
国境、、、、
そうだ!ジョギングで国境を越えよう!
と思いたち、ジュネーブに到着した後は早速着替えてジョギングへ。
勢い良く走っていったのですが国境付近でパスポートにスイス入国のスタンプが無いことに気が付き引き返して帰ってきました、、、残念。