初めてのウィーン
久々のお仕事でイギリス人の訓練生機長と一緒に初めてのウィーンへ
実はこのイギリス人機長、B777の査察操縦士でとてもシニアの方なんです。
元キャセイパシフィックのB747 Classic、B747-400の査察操縦士でちょ〜ベテラン
私が現在の会社に入社した頃はまだ転職して3年目で路線教官をされていて、私の訓練を担当していただきました。
彼のキャセイパシフィック時代の友人が私が以前働いていた日本貨物航空に転職してきて、彼の訓練を私が担当していたり
実は今すごくご近所さんで、通っているジムが一緒だったり
と何かと縁のある機長さんなのです。
3年前、B777の路線訓練で
左席:訓練生機長の私 右席:イギリス人教官
という編成だったのが
今日はB787で
左席:訓練生機長のイギリス人 右席:私
という逆編成
とっても不思議な感じでしたが、和気あいあいとフライトを終えることができました。
もちろん二人そろって初めてのウィーン、、、、、
それも訓練便なのに、、、、
って既にこういう状況にも慣れっこになった自分をたくましく感じます。
我々の業界でよく
「今日のあなたの副操縦士は明日のあなたの機長です」
って言われます。
だから副操縦士を邪険に扱うと、逆にそうなった場合に邪険に扱われるよって戒めの言葉なのですが
「今日のあなたの訓練生は明日のあなたの教官です」
ってのもあるんだな〜って思いました。
そういえば、JALWAYSの頃にB747で機長昇格訓練を担当していただいた教官機長(当時チーフパイロット)が最近、この会社に転職してきてB777の訓練を開始したので彼のアパートに行ってプロシージャやテクニックを教えたりしました。
相変わらず航空業界はとっても狭いです。