FLIGHT LOGBOOK

パイロットの日記

          最近の出来事

          2021.10.05 初めてのセーシェル

          2020.02.05 初めてのマイアミ

          2020.12.21 初めてのカトマンズ

          2020.04.13 初めてのアテネ

          2020.02.15 初めてのロンドン・ガトウィック

          2019.07.01 初めてのマラガ

          2017.06.05 B777資格再取得




耐空性改善命令

4月19日、FAA(アメリカ連邦航空局)が正式にボーイング社の787のバッテリー改善案を認可しました。


これをもってFAAは来週にもAD(Airworthiness Directive:耐空性改善命令)をボーイング社に伝え、ボーイング社が各国の航空会社にSB (Service Bulletin)を発行して787の改修作業に入るということになります。

我が社にも2週間ほど前からボーイング社の整備チームが来社し、このADが出るのを今か今かと待ちわびていました。

ADが発出されたのが19日で同時に貨物便でバッテリー改修キットが発送されたようです。

1機あたり5日間の作業工程で改修して終わった機体から順次試験飛行、そして運航乗務員の完熟飛行に入り、早ければ5月の上旬には商用飛行が開始されるのではないかと思います。


日本の航空会社はFAAのADに加え、日本の航空局独自のバッテリーモニターシステムを装備するのでその試験飛行を含め商用飛行の開始が遅れるようです。


今回のバッテリー問題で安全に関する印象の悪くなった787、、、運航再開に際し、各航空会社は乗客のケアーをしなければならないのでこれからが大変な時期でしょうね。