南へ北へ
機長昇格訓練に入るかどうかの見極めフライトのため777で副操縦士とスリランカのコロンボへ、、、、美味しいスリランカのシーフード料理とビールを満喫して折返し
そしてコロンボから帰ってきた翌日
同じく見極めフライトで787に乗ってアイルランドのダブリンへ。
昭和の飛行機に乗って南国のビーチに行った翌日に平成の飛行機に乗って北国へ、、、っていろんな意味で高低差ありすぎて耳キーンなるわ。
夏でも最高気温が24度のダブリン
快晴なのでジョギングに行こうと思い、ジョギングウェアに着替えてからシューズケースを開けたらビーチサンダルが入ってた、、、、、
あぁ、、、、コロンボでビーサン履いてそのままや。(´・ω・`)
さすがにビーサンでは走れんな〜
ということで急遽予定を変更して
ギネスで乾杯
夏のアイルランド、、、、気持ちがいい。
ワールドカップ
ご多分に漏れず、観ていますFIFA ワールドカップロシア大会
タイミングの良い時は家やホテルやスポーツバーで観戦
仕事と重なった時は録画で、、、、
もちろん日本の応援をしているのですが、そもそもサッカー少年じゃないので
決勝トーナメントに進むための監督の采配とか
選手のパフォーマンスとか技術
にはあんまり興味がない私は
試合中もサッカー以外のところに目がいってしまうんです。
そう、、、、観戦席で応援している美女
ブラジル最高
ポーランドに行きたい
じゃなかった、、、、ピッチの外を囲んでいる広告に目がいってしまうんです。
こんなやつ ↓
コカ・コーラ、アディダスそしてVISAといった世界的に有名な企業が広告をだしています。
なので、ここで知らない企業名を目にすると、もうその会社が何の会社なのかが気になって仕方がない。
本田選手のコーナーキックから大迫選手が半端ないヘディングシュートをしていても
企業名が気になってもう試合どころじゃあない。
で、この写真一番左のWANDA、、、
てっきり日本の缶コーヒーの宣伝かと思いきや
どうやら中国っぽい
調べてみると、大連の不動産会社からスタートして今は世界最大の映画館運営会社で高級ホテルやショッピングモールを運営する複合企業だって。
ちなみにCEOがアジア一番の大富豪、、、、
あとよく出てきた宣伝が
調べてみると、ロシアにある世界最大のガス会社
半国営でガス田を自社で持っていて
採掘→生産→供給→販売
をすべて1社でやってるって、、、、すごいな〜
ちなみに航空関連でよく目にした広告がこちら
メジャーなスポーツ大会 = エミレーツ航空
のイメージしかなかったのでちょっとびっくり
今回のワールドカップでは一度もエミレーツ航空のロゴを目にすることがありませんでした、
ちなみに次回2022年のFIFAワールドカップ開催国はカタール
とうことで、万難を排してのスポンサーシップ獲得だったのでしょう。
こうやって広告を眺めていると純粋にサッカーだけじゃなく、ワールドカップを通じて世界的に景気の良い企業の動向が探れて興味深いです。
あと何億人の人達がこの広告を観てるんだろう?
どこの地域のどの年齢層の人たちに向けてこの企業はアピりたいんだろう?
とか一人お酒を飲みながらいろいろ考えを巡らせてしまいます、、、、試合そっちのけで。
ちなみに今回のロシア大会の分配金は過去最高の900億円
そのうち半分の450億円が賞金に使われ
グループステージ敗退でも参加賞として約10億円支払われるそうです。
優勝賞金は43億円、準優勝は32億円、、、、、
そりゃぁ他力本願になって自陣でボールだって回すし、敗退決まっても勝ってるんだから無理して攻めないって話です。
怪我したくないしね。
あぁ、、、、ポーランド行ってみたい。
夏休み中盤突入
マイアミでの夏休み前半を終了し、夏休み中盤に突入ということで地球の裏側、東南アジアに移動しました。
またアメリカのリゾートと違ったノンビリ感、、、、どちらもいいな〜なんて呑気に考えていると友人から衝撃的なニュースのリンクが送られてきました。
自分が以前勤めていた会社なのですが、運航部門では
太平洋横断を交代パイロットなしで運航(アメリカの航空会社の場合、3〜4名)
欧州の長距離路線をパイロット3名で運航(ヨーロッパの航空会社の場合、4名)
と、パイロットの勤務環境が良くない航空会社でした。
状況を良くしようと乗員組合が設立され勤務環境の改善(特に乗務時間制限の改善)を会社に訴えましたが、状況は変わらず、、、、安全を蔑ろにする企業文化の航空会社で人材流出が続いていました。
整備部門に関しても似たような状況で人材流出が続いているという噂は聞いていました。
通常の航空会社であれば1週間以上の運航停止は企業存続の危機だと思うのですがNCAの場合、親会社である日本郵船がどうするのか、、、、興味のあるところです。
スクートがパイロット募集中
スクートと言えば、シンガポールベースでB787とA320を運航する
シンガポール航空傘下の格安航空会社ですが、
この度、日本でパイロットの採用活動を行うらしく
突然、不躾な下記のメールが私のもとに届きましたので一応アップしておきます。
突然のご連絡失礼いたします。
私は、銀座にあるキャビンアテンダント養成スクールのものです。
ブログを拝見しメールさせて頂いております。
私共は、ScootやジェットスターアジアなどのCA採用窓口をしております。
※過去には、エミレーツやエティハド、カタール等の採用をお手伝いしておりました。
Scootの採用窓口をしている関係で、Scoot社よりパイロットの採用試験も日本で行うのでぜひお手伝いを・・・と依頼をうけました。
案内を添付いたします。
試験予定日は、今月6月28日・29日(東京日本橋予定)
となっております。
受験されたい方がいらっしゃいましたらぜひこちらの案内をお願いいたします。
当然のご連絡で申し訳ございませんでした。
どうぞよろしくお願いいたします。
We are standing by you.==✈
OES® International Academy.✈
Minoru Matsuoka /OES Academy
私はまったく関与していませんので、ご質問等はOESのマツオカさん(minoru@oesacademy.com)に直接メールでお問い合わせください。
どんな人かまったく知りませんが、、、、マツオカさん
そもそもOSMという会社はノルウェジアンのクルーを採用してるから聞いたことはありますが、OESっていう会社は聞いたこともないし、、、、
興味があって応募する方はあくまでも自己責任でお願いします。
アップしてから気が付きましたが、、、、
そもそも機長の募集か副操縦士の募集かも分からないし
資格要件も何も書いてませんね。。。。
初めてのダブリン
初めてのイスタンブール
審査のお仕事でジャンプシートに座ってトルコのイスタンブールまで
そう、、、5日ほど前にアシアナ航空がトルコ航空と接触事故を起こした
イスタンブール・アタテュルク空港
です。
Asiana A330 cut Turkish A321 tail at Istanbul Airport
イスタンブールって初めて来たんですが、空港がとにかく忙しい。。。
管制官のトルコ訛の英語を理解するのも一苦労だし、滑走路の変更や高度、速度の変更指示も頻繁にきます。
近くにはLCCが本拠地とする
イスタンブール・サビハ国際空港
もあるし、ターミナルエリアは大混雑でした。
着陸後は駐機場が狭い上に大混雑だし、、、、
ちょっと気を抜くと翼端ぶつける可能性があるな〜
なんて思いながら無事に到着しました。
そりゃあ
新空港も必要になるわけです。
イスタンブール新空港(2018年10月25日開港予定)
初めてのハノイ
久々に訓練便じゃなく、普通の?副操縦士と一緒に787でハノイまで
言わずと知れたベトナムの首都、これまで度々訪れたことはありますが
すべて空港での折り返しだったので、街で宿泊するのは初めてでした。
それも訓練じゃないし
めっちゃリラックスのフライトでした。
ホテルに到着し昼食へ、、、美味しいと評判のフォー屋さん
Phở Thìn
まで行って来ました。
これまでホーチミンで何度もフォーを食べていますが
ここまで濃厚なスープのフォーは初めて。
牛のスープでネギ+ニンニクがたくさん!
正直、これをもう一度食べるためにハノイに行きたい。
なんかホーチミンと違って、のんびりした雰囲気の良い街です、、、、ハノイ。
見取り稽古
個人的な考えですが、
エアラインパイロットとという職業は
規則、飛行手順、機体のシステムなど勉強を常日頃から怠らないことはもちろんですが、
「職人気質」が必要で
技術とか知識
を機会があればいつでも経験豊富な親方(機長)から盗む
それくらいの貪欲さが必要だと思うんです。
今回、2日間の定期審査において全ての審査、訓練項目が終わった後、
シミュレーターの使用時間がまだ残っていたので
少しばかり離着陸の練習をさせて頂いたのですが、それでもまだ少し時間が余っていました。
審査官本人が良い機会だから、ちょっと横風着陸の練習をしたいと言い出し、
私と座席を交代
審査官が機長席に座り、私がシミュレーターの操作席へ
審査官に言われるがまま、機体を最終進入のポジションに移動させて
気象条件は快晴、滑走路に対して真横の風、最大制限値の40ノットをセットしました。
準備完了と同時にシミュレーターをリリース
こんなに経験豊富な機長の横風着陸を見る機会は滅多にないので
気が付いたら教官席から彼の一挙手一投足に注目して
操縦桿、ラダー、そしてパワーの使い方をつぶさに観察していました。
そう、、、いわゆる見取り稽古です。
ふと私の視界の右端に入った若い副操縦士さん(ニュージーランド人)が、、、
鼻くそをほじりながらコックピットウィンドウの外を眺めていました。
副操縦士「外の景色きれいっすね」( ̄。 ̄)
私「CG・・・」
審査官「・・・」
もちろん完璧な操縦で難なく横風着陸を成功させた審査官。
う〜ん、、、、ジェネレーションギャップ???
交通違反
折り返しで再びバンコクへ、、、、今回はB787で機長昇格訓練
まるでJALWAYSで働いていた時のようなスケジュール、、、バンコク三昧です。
無事にバンコクに到着し、夕ご飯を食べようとスクンビットにある日本食レストランに行くと
残念ながら定休日。
閉まっているレストランの前で、どうしようか考えていると
偶然、そこに通りかかったバンコク在住の友人、、、
「今から肉を食べに行くけど一緒に行く?」
と誘われ、二つ返事でオッケー
近くに停めてあった彼の大きなオートバイの後ろに乗り
2人でステーキハウスへ、
ステーキハウスを過ぎてUターンしたところで
[ピーッ]ヽ( ̄▽ ̄o ) 交通違反!
警察に呼び止められ、誘導されステーキハウスの前に停車
警察官「そこだめでしょ〜、Uターンしちゃ」(タイ語)
友人「え!? そうなんですか?」(タイ語)
警察官「はい、免許出して〜」
素直に免許を出す友人、書類を記入する警察官
警察官「どこに行くの?」
友人「このステーキ屋さんへ肉を食べに、、、」
警察官「あ〜、だからUターンしたのね、じゃあ食べてからでいいから。 免許預かっておくから食べ終わったらそこの派出所に来てね。」
と、、、、なんだかゆる〜い感じ。
で、二人してうつむき加減でステーキを食べ
その後、派出所で罰金を払って帰ってきました。
今回の連続バンコク便、、、、フライト以外での出来事が多すぎて印象に残る滞在となりました。
救急搬送
フライト後に現地在住の友人とばったり出会い、飲みに行ったのですが、
深夜0時過ぎ、バーで飲んでいる時にその友人がトイレに行き席を外し
いつまで経っても帰ってこない、、、、
トイレにしては長いな〜、なんて思っていると
何故か大怪我をして帰ってきた友人。(゚д゚)!
救急車を呼ぶより、外に停車していたタクシーに乗ったほうが早い
というか運良く、隣におおきな病院が!
そのまま付き添いで緊急外来に行きました。
待つ間、とりあえず記念撮影
2時間後、包帯を巻きながらも元気な姿で戻ってきた友人。。。
当直医と看護師さんに入院を強く勧められましたが、
朝イチで大事な仕事があるからと帰宅していきました。
海外で緊急外来、、、初めての経験でした。