イギリスのプリペイドSIM
前回、ロンドンに行った時にTESCOで買ったプリペイドSIM
「3」Threeという会社のPay As You Go
以前一緒に飛んだイギリス人が、「ちょ〜オススメ!」って言うので買ってみたのですが確かに使い勝手が良いです。
Feel at Homeというシステムで世界60カ国で格安レートのローミングができるのがメリット
この60カ国であれば、1メガバイトあたり1ペンス(=1.5円)、電話であれば1分あたり3ペンス(=4.5円)となります。
使い方も簡単で到着した国で電波を掴んだらデータローミングオンにするだけ。
問題はオンラインのリチャージがイギリス国内発行のクレジットカードか現地でバウチャーを購入するか、、、、なのでイギリス国内発行のクレジットカードが無い私は、リチャージのため友人にバウチャー購入してもらうか、イギリスに行った時に自分で購入するかのどちらかのオプションしかありません。。。。
TESCOの店員さんが言うにはSIMカード自体はチャージしなくても1年間有効ですが、使わないクレジットはチャージから3ヶ月でゼロになるそうです。
まー、データだけ考えると10ポンドをチャージしてローミングで1GB使えるので3ヶ月くらいでちょうど使い切る感じかな?自分の使い方だと。
なので3ヶ月に1度くらいのタイミングでイギリスへのフライトが入れば良いのですが、、、、はたして入るかな?
ベネチア再び
今月もやってきました、ベネチア
機長昇格訓練ということで787の右席に座って副操縦士業務
天気予報では雨となっていましたが、到着時は晴れ
ということで、ホテルにチェックインして着替えたら速攻でジョギングへ、、、
のんびりと田舎の川沿いを走っていると、カエルやザリガニを見つけ思わず童心に帰ってカエルを捕まえてしまいました。
夜は再びホテル近くのシーフードレストランへ、、、
前回、食べることができなかった名物料理
「タカアシガニのパスタ」
「バニラジェラートとストロベリーソース」
を食べて幸せな時間を過ごすことができました。
こんなレイオーバーなら毎月来たいです
そう言えば、、、、、こっそりと「はてなダイアリー」から「はてなブログ」に移行しました。
マイペースなブログなので特に何が変わるということもありませんが。
アジアの若者
訓練センターで会議に参加し、休憩時間にカフェテリアでコーヒーを飲んでいると
若い男性「오늘 어떠니? 나는 여기 새로운 사람이다. 너 조종사 야?」
と矢継ぎ早に何かを言ってくる、、、、恐らく韓国語。
私「すいません、韓国語分かりません。」
と答えると、何も言わずそそくさと立ち去る若者。
う〜ん、、、、誰かと間違えたのか???
失礼な人だな〜って思っていると次の休憩時間にカフェテリアで再びばったり。
私「さっきは誰かと間違えたの?」
若者「はい、すみませんでした。てっきり韓国人のパイロットだと思って、、、、恥ずかしくなって逃げちゃいました。」
話を聞いてみると、どうやらこの若者は韓国人のパイロットで
大韓航空から3週間前に転職してきたばかり。
カフェテリアで韓国人パイロット(本当は日本人)を見かけて思わず嬉しくなって駆け寄って話しかけたらしい。。。。
ごめんね期待に添えなくて。
それにしても最近、韓国のエアラインからのパイロットの転職が多いです
特に自社養成の若い訓練生はアジア人が多く
韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、、、、
残念なことに未だに日本人の自社養成訓練生は見たことがありません、、、、頑張れ日本の若者。
コールサイン
実はこの会社に転職して初めてアルファベット入りのコールサインだったんです。
通常、飛行機の便名=コールサイン なので
例えば日本航空707便(成田→バンコク行き)が運航される時に、
"Japan Air Seven Zero Seven"
となります。
なのでマニアの方が空港近くで航空無線を聞いていて管制塔から
"Japan Air 707, Wind 120 at 10, Cleared for Take-off Runway 16R"
などと聞こえると
あっ、次はバンコク行きの日本航空の飛行機が離陸する!って分かるんです。
ところが、アトランタやロンドンと言った忙しい空港になってくると
この似たような3桁や4桁の数字を使った便が複数便、同じ周波数に存在したりして
間違った管制指示に従うと最悪の場合、異常接近や空中衝突の可能性がでてきます。
で、それを未然に解決しよう
という事で近年、混雑する空域を飛ぶ便で
数字とアルファベットを混在させたコールサインを使うようになってきました。
けど航空会社の便名は今まで通りの数字なので
便名≠コールサイン
という、ちょっと変な状況になっています。
ブリティッシュ・エアウェイズ343便(ニース→ロンドン)
は便名が343便なのでチケットを購入する時の表記はBA343、空港の掲示板もBA343便
なんですが、飛行計画書や管制官とのやりとりをする際のコールサインは
"Speed Bird Three One Charlie Echo"
という、、、、なんとも言いづらいコールサインになっているんです。
今回の私のベネチア便もまさにそれで、管制官に呼ばれてもなんだかピンとこない。。。。
こっちから管制官を呼び出す時も自機のコールサインがスムーズにでてこない。。。。
まー、慣れていないからと言えばそれまでなんですが、
まだ特定の便しか数字+アルファベットになっていないので慣れるまでまだまだ時間がかかりそうです。
あとマニアの方も無線を聴いていても
便名≠コールサイン
だと、なんだかピンとこないでしょうね。
IOSA 2017
IATA(国際航空運送協会)が行うIOSA(国際運航安全監査プログラム)の更新が現在働いている航空会社で行われました。
IOSA
IATA(国際航空運送協会)が主管で行う国際航行安全検査。世界最高権威をもつ航空安全専門評価機関であるAQS ( Aviation Quality Services )が運航、整備、運航管理、客室、運送、地上操業管理、組職管理、 貨物、 航空保安など 8分野に対して900項目以上の包括的な安全点検を行う。
点検する全分野において国際水準を満たした場合のみIOSA認証を発行。IOSA認証を取得した航空会社は、コードシェア運航時の航空会社間の一部安全評価点検を2年間免除される。
今回は指摘事項なしで全ての項目について国際水準を満たしているとされ、IOSA認証が2年間更新されました。
以前、前々回のIOSA更新時に当ブログでも書きましたが、点検項目が膨大で指摘事項があった場合、項目によってはそれを是正するのにかなりの人と時間を要するので、取得、更新した時はかなりの達成感を味わう事ができます。
ちなみに日本国内で2017年7月現在IOSAの認定を受けている旅客航空会社は
Air Japan
All Nippon Airways
ANA Wing
IBEX
J-Air
Japan Airlines
JTA
の7社のみとなっています。
次回、ご旅行される際の参考にして下さい。