初めてのロンドン・ガトウィック
ご無沙汰しております。
相変わらずフライトが少ないところにコロナウィルスの影響で
月に1回飛ぶだけのゆる〜い生活をしているので
ブログネタもなく、平穏な日々を過ごしております。
で、今月唯一のフライトでB787に乗って初めてのロンドン・ガトウィック空港へ
自社養成訓練生のフライトでしたが、嵐が吹き荒れていて
どう考えても訓練生には無理な気象条件だったので、
結局自分で進入着陸をしました。
到着後、ジョギングに行くこともできずホテルでのんびり、、、、
明日は晴れるといいなぁ。
南印度料理
久々にインドで泊まりのフライト
自社養成パイロットの路線訓練でB787でハイデラバードに行ってきました。
ホテルから一歩出るとカオスな交通状態と走れるような路面状態では無いので、ホテルで1日のんびり過ごすことに、、、、
ホテルのレストランに行くと愛想の良いウェイターさんと
ウェイター「韓国人?」
トニーさん「いや」
ウ「中国人?」
ト「違う」
ウ「フィリピン人?」
ト「はずれ」
ウ「わかった!カンボジア!」
ト「・・・」
いつものグダグダな会話があり、、、、もうこんなことでイライラしない成長した自分にちょっと感動。
で、オススメは?と聞いたところ
ウ「ハイデラバードでは’ビリヤニ’と’コディクラ’が有名」
と言うので
食べたことのないコディクラという料理を頼みました。
↓ Kodi Kura
ト「あれ??? カレーじゃん?」
ウ「コディクラっす」
ト「チキンティッカマサラと何が違うの?」
ウ「スパイスが違う、あとチキンに骨がついてる」
と説明を聞きながら食べてみると確かにスパイシーで美味しい。
わざわざコディクラを食べにハイデラバードまで行く価値は無いにしても、
ハイデラバードに行くついでにコディクラを食べる価値はあると思います。
おすすめです。
って、ハイデラバードに行く用事がないですよね、、、、普通の日本人。
後日、バンガロール出身のインド人に聞いた話ですが、ハイデラバードは南インドで「食の都」と評されるくらい食事が美味しい街だそうです。
久々にフライト
最近、めっきりフライトが無く
退屈な日々を送っていますが
そんな中、久々にフライトが入りインド人の新人機長さんの訓練でB787に乗ってマンチェスターまで
冬のイギリスにしては珍しく快晴
気温がマイナス3℃と放射冷却で冷え込んでいましたが、
道路の凍結に注意しながらジョギングに行ってきました。
で、この時期恒例になったジョギングついでのクリスマスマーケット
からのず〜っと行きたいと思っていた図書館へ、、、、
1900年に建てられたゴシック様式の建物で荘厳な雰囲気が漂っていました。
ジョギング後はモールでクリスマスショッピングと
なんとも充実した滞在になりました。
3ヶ月半ぶりに787の操縦桿を握っての離着陸でしたが、、、
数えてみると今年6回目の787の着陸、、、、それも右席では今年始めて。
違和感を感じながらも満足の行く着陸となりました。
成田レイオーバー
最近、月に1〜2回しかフライトがなく時差の無い健康的な生活を送っています。
そんな中、パプアニューギニア人の新人副操縦士さんと一緒に成田までフライト
巡航高度に到達し、コーヒーを飲みながら少し雑談、、、、
私「今回は24時間ステイだから短いね〜」
パプアニューギニア人副操縦士「そうなんです、以前働いていた会社で成田には何度かレイオーバーがあったのですが1週間の滞在だったんです。」
私「まヂで?!」(゚〇゚;)
どうやら、パプアニューギニア航空で737NGに乗務していたらしく
3機あった737NGのうち1機が墜落し
残り飛行機が2機しかないので、成田は週に1便が精一杯なんだとか、、、
距離と時間を考えると成田まで乗務した乗員を便乗でポートモレスビーまで戻すこともできず、
仕方なく次の便が到着するまで成田に滞在ということだったそうです。
パプアニューギニアは以前、オランダ、ドイツ、イギリス、オーストラリアの植民地となり、太平洋戦争においては旧日本軍がラバウルやニューギニア本島まで攻め入った歴史があります。
一時的に旧日本軍に占領されていた北部地域には未だに戦争の傷跡が残っているという話を聞いて、いたたまれない気持ちになり、
こうやって平和な時代に生まれたことを改めて感謝するフライトとなりました。
それにしても成田に1週間、、、、自分だったら何するかな〜?
ちょっとひと休み
8月、9月と怒涛のスケジュールをこなし
やっと秋休みがやってくる!と指折り数えながら
アジアのビーチでのんびりするか
ウズベキスタンに行って街を散策するか
トルコに遺跡観光に行くか
と思案していたところ、
友人から北海道の海の幸、山の幸の写真が送られてきたので
迷わず札幌に決定。
「はちきょう 本店」に行ってイクラ
「一幻 総本店」に行って海老そば
「いただきます。」に行って国産ラム肉
「路地裏 SAMURAI」に行ってカレー
とまあ、毎日昼に起きて深夜まで飲みまくりの食べまくり
超絶不摂生な4日間を過ごしてきました。
考えてみたら日本の国内旅行なんて6年ぶり
次回は雪の降る頃に行きないな〜、北海道。
で、明日から職場に復帰、再びシミュレーターの毎日です。
台風被害
最近、シミュレーターでの仕事が増え
月に2回程度しか飛ばなくなったので、まったくブログネタがなく、、、、
そんな中で久々のフライトで成田へ。
到着したら地上職員から千葉県の1部では台風の影響により
未だに停電が続いているので、いつものホテルは使えませんと言われ
結局、クルー全員で都内のホテルまで移動することになりました。
そんな甚大な台風の被害があったの!?と驚きつつ、ニュースを見ると
いまだに停電の地域がたくさん、、、そして場所によっては水もない状態。
被災された方々はまだまだ暑い中、きっと大変な苦労をされているのでしょうね。
改めまして、被害に遭われました方々に謹んでお見舞いを申し上げます。
一日も早い復旧を願っております。
ホーチミンでラーメン
訓練便で久しぶりのホーチミン
天候が良く雨季とは思えない空模様、、、
フライト途中の東南アジアの国々も天候が良く地形が良く見えたので、
イギリス人の訓練生は初めての東南アジアということもあって、目をキラキラさせながら外を眺めていました。
無事に朝のホーチミンに到着し仮眠をとった後、直ぐに買い物に出かけ
ちょっと日本食を買って帰ろうと思いレタントン通りを歩いていると
「一風堂」
を発見
その昔、よく五反田駅近くので食べたなぁと懐かしい気持ちになり、ついふらっと、、、、
赤丸
日本とまったく同じ味で美味しかったです。
唯一の不満はテーブルの上に「生にんにく」がなかったこと。
まー、あったとしても翌日の朝からフライトなので入れることはできませんが、、、、
最近、東南アジアの大都市に行けば美味しいラーメンや日本食を食べることができるので嬉しい限りです。
夏休み終了
また?夏休みをいただき
1週間ほど東南アジアに行ってまいりました。
この時期の東南アジアは意外と涼しく、幸運にも雨が少なく快適に過ごすことができました。
ということで、明日から再びシミュレーターや路線訓練の生活に戻ります。
実機訓練
前回の訓練の流れで説明したとおり
シミュレーターで実技試験を実施した後、型式の免許証は手に入り
引き続き、お客様や貨物を乗せての路線訓練に入るのですが
ジェット機に初めて乗る訓練生、いわゆる自社養成やフライトスクールでライセンスを取得しただけの訓練生は実機訓練というものが必要になってきます。
そう、、、その昔、JALやANAが下地島でやってた訓練です。
国によって回数は異なりますが、多くの国では実際の飛行機を使って6回の離着陸と1回の着陸復行を行います。
いきなり実機訓練に進むと教官も大変なので
実機訓練のためのシミュレーター訓練
(シミュレーターを使って離着陸だけを訓練)
をしてから実機訓練に臨みます。
で、その実機訓練を先日787で行ったのですが、、、、訓練生2名を乗せて合計12回の連続離着陸と2回の着陸復行。
久々に乗り物酔いになりました。
この実機訓練を無事に終えた若い訓練生達はこれから路線訓練へと進むことになります。
訓練の流れ
おおよそどこの国でもあるのですが
プロペラの飛行機でパイロットとしてのライセンスを取得した後、
エアラインに就職して初めてジェット機の資格を取得する場合、
CBT (Computer-Based Training) 教室や自室でPCを使ったシステムの授業
↓
システムについての学科試験
↓
FTD (Flight Training Device)と言う動かないシミュレーターを使った訓練
ここで主に自動操縦を使って通常手順と緊急手順を習得します
↓
FFS (Full Flight Simulator)を使った訓練
ここでは通常状態と緊急状態の手順に加え、それらの状況下での手動による飛行技術を習得します
↓
FFSを使った実地試験+口述試験
という流れで免許を取得します。
口述試験はFTD訓練の前にやったり、FFS訓練の前にやったり
はたまた日本のように実地試験の当日にやったり、と国によっていろいろなのですが
平均的な時間は1〜2時間程度で質問されることは飛行機のシステムに関する事がメインになってきます。
これらの訓練、試験に合格すると晴れてその型式の飛行機(A320、B737、ERJ170等)の免許証を手に入れることができますが、、、、まだまだ訓練は続きます。