B787と採算ライン
既にニュースで世間を賑わせているB787のお話。
という記事を見て、ふと気になったところ
現時点でB787は1,100機販売されないと採算ラインにのらない
いまトラブルになっているバッテリー、電気系統、そしてコックピットの窓を改修するとなると更なるコストがかかるため、それ以上の機数を販売しなければ採算が合わないそうです。
あまりにも革新的な技術を詰め込みすぎたのか、、、、
ちなみにB777は1990年の商用飛行開始から22年かかって1,066機販売され残りの受注機数が365機
で、ベストセラーと言われているB737に至っては
7,370機
こうやって見ると、既存の機体の胴体を延長したりシステムをアップグレードしたりして販売継続する方が儲かるように思うのですが、
B767-400ERという37機しか売れなかった機体もありますし、、、
そもそも航空機メーカーっていうのは防衛産業と一体になった国策会社のようなものですが、需要動向を読むのも難しいですし、かな〜りリスクの大きい業界ですね。