防除氷
ストックホルムからの出発時、雪がチラホラと、、、、
地上に数時間滞在した機体の胴体や翼には薄っすらと雪が積もっていたので、出発時に機体に防除氷液をかけることになりました。
昨夜、夕方到着便のクルーが便乗で乗っていたのですが、そのアルジェリア人副操縦士(アリ君:仮名)が防除氷液をかけるところをコックピットで見たいと言うので快諾。
フライトの準備中にコックピットにやってきてジャンプシートにちょこんと座っていました。
お客様が搭乗開始し飛行前準備も終わったところでアリ君と雑談
私「どうして防除氷するところ見たいの?」
アリ君「雪国の運航を経験したことないから」.∵・(゚∀゚)・∵.
私「・・・」
ここにもいました、、、、初めて雪を見て目がキラキラしてる人。
聞いてみれば、彼は小さなプロペラ機で飛行機の免許を習得後すぐに我が社に採用されたらしい、、、、
副操縦士の訓練が終わったばかりで総飛行時間は数百時間。
右席に座っているガブリエル君も似たような経歴で二人共20歳台中盤、、、、
意気投合したらしく、二人は目を輝かせながら我々が働いている航空会社の素晴らしさを語っていました。
気持ちは20歳の私もさすがにジェネレーションギャップを感じ、少しショック。。。
俺も言ってみたいな〜
「雪の中での運航、はじめてっすっ!」(☆Д☆)キラリーン♪
って。。。