テーブル
787のコックピットにはサイドテーブルがついています。
地図を広げたり、書類を広げてちょっとした作業をしたり、運ばれて来た食事を置いたり、、、、
といろんな活用法があります。
エアバスのテーブルには負けますが、とっても便利。
で、ドバイでお客様が搭乗中に、このテーブルに向かって出発前の準備をしているとどこからか
「ピューッ、ピューッ」
って変な音が聞こえてきました。
何の音だろうと不思議に思って、周りを見渡しても何も無い、、、、
で、続けて作業しているとまた
「ピューッ、ピューッ」
絶対に何かがおかしい
で、上下左右、前後を見渡すとセンターコンソールの後ろに、
つかまり立ちしている赤ちゃんが。。。
1〜2歳くらいで口にはおしゃぶりのようなおもちゃを咥えて、それが呼吸に合わせてピューピュー鳴っています。
副操縦士「・・・」
私「・・・」
二人で顔を見合わせ絶句。
しばらくすると、慌ててお母さんらしきイギリス人がコックピットに入ってきて赤ちゃんを抱っこして平謝り。。。。
気にしないで下さい、と返事をして続けて出発前の準備をしていると
今度は陽気なイギリス人男性が大きな声で
「お父さんにもコックピット見せて〜」
ヽ(´▽`)ノ♪
って赤ちゃんを抱えてやってきました。
日本だと規定でお客様が搭乗開始前にコックピットのドアを閉めなければならないので、考えられない状況です、、、、、
このお客様との距離感がとっても近いのも、外国の航空会社で働く魅力のひとつです。