いやな予感?
深夜出発でメルボルンまでインド洋を越え13時間のフライト。
今回のメルボルンも前回のニューヨークに続きAクルーで初めてのお仕事。
離陸して朝日が登るインド洋を眺めながら、6時間仕事したらBクルーに交代。
で、エアーズロックを過ぎてアデレードあたりで再びコックピットに戻り降下進入の準備ってな感じでした。
到着1時間前にメルボルンの天候を確認したら、小雨が降ったり止んだりしてるものの視界は良くて特に問題の無い天気でしたが、何とな〜く疲れているし、たまには自動操縦で着陸ってのもありかな〜なんて思い、副操縦士に
私「今日は自動操縦で着陸するよ。」( ´∀`)
って言いながら、視程がほぼゼロに近い状態でも着陸できる計器進入のセットアップをして、実施手順を副操縦士に説明。
副操縦士も久々だったらしく、二人で思い出しながら手順を確認しているうちに管制官から降下指示がきて降下開始。
20000フィートを過ぎたあたりで、天気を確認したら意外と視程が悪くなってる、、、、
10000フィートを過ぎたあたりでもう一度天気を確認したら、視程が悪い上に更に地上にひっつく位の雲が発生してる。
さらに降下を続け、5000フィートになったあたりで、管制塔から「滑走路が低視程状態」の通報を受ける。
案の定、通常の計器進入で降下可能な高度まで下がっても真っ暗で何も見えず、、、、
視程がほぼゼロでも自動操縦で着陸できる準備をしていたので、引き続き降下進入して無事着陸することができました。
到着後、後ろに座っていたBクルーの機長が
「Good Job」(・∀・)b
特に先を見越して自動操縦で着陸する準備をしていた訳では無いのに、、、、、結果的に良い判断をしたな〜って思える久々のフライトでした。